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トレーニング再興戦略を立ち読みしませんか?Part.12

2020.05.04 03:51


こんにちは。


「トレーニング再興戦略」の立ち読みシリーズ、Part.12をお伝えします。


西洋的な動作の定義をお伝えします。


この西洋的思想の正常な動作と、東洋的な自然な動作を組み合わせることで、ヒトが持つ能力をフルに使うことができ、誰が見ても「あのヒト、なんかスムーズに動いているね!」と、褒められます。


ボクはそんなこと言われたら、喜色満面になります。


それでは、お楽しみください。



▶︎西洋的な自然な動きとは 


 ボクが現場で指導者から要求されるランキング1位は「瞬発力」だ。 


単純に、「ダッシュ力」や「ジャンプ力」を想像してほしい。 


その「瞬発力」は、ストップウォッチや測定版を使うことで、成長度が比較的に可視化しやすい分野なんだ。 


▽成長度を可視化しやすい運動能力 

●ダッシュ力 → ストップウォッチ 

●ジャンプ力 → 垂直跳び測定版 


ちなみに、学生時代のボクは、この ”2つ” の運動能力は持ち合わせてなく、並以下だった苦い思い出がある。


「では、現場で求められる運動能力のランキング2位はなんですか?」と、思いますよね。 


それは、「選手のカラダを、”しなやかに” 動かす方法はありませんかね」と。 


みんな忘れてないよね?


“しなやかな” 動きは、各個人が持ち合わせる『感性』が判断基準になることを。 


指導者は声をそろえて、「プレー中にカクカクした動きが多く、動作と動作の切り替えしがうまくいかない」とね。 


これって、西洋的思想をもとに判断基準を設けて、可視化できるものなの? 


つまり、「競技力の向上って、数字で可視化できるモノなの?」


トップアスリートになればなるほどに、動作と動作の間には "STOP" することがなく、どこか流れに身を任せているように見えるよね。 

 

この、"しなやかなカラダの動かし方" は、しつこいくらいに伝えていますが、「可視化が難しく」「評価基準が曖昧で」「ヒトの感性」で評価されるため、各個人の高度な「感覚」や「感性」が必要であり、そもそも「測定するものではない」と思っている。 


つまり、感じるものだ。


その「感性」の育て方は、もう伝えたよ。 


とはいうものの、”しなやかな動作” を判断する「感性」を育てたところで、"しなやかなカラダの動かし方の定義” を知らなくては、脳が「これは、しなやかだ!」と判断してくれないと思うんだ。 


なので、次はその定義を一緒に勉強しよう。 

ヒトの正常な動作は、下記の4つの順序で構成されているんだ。 


▽西洋医学的ヒトの "正常な動作" 

① 屈曲 - 伸展 

→ 手を真っ直ぐ上げ下げする 


② 外転 - 内転 

→ 真横に上げて下げする 


③ 対角線運動 

→ 右斜(右肩甲骨の場合)め上から、左の股関節を目掛けて上げ下げする 


④ 外旋 - 内旋を含む対角らせん運動

→ 右斜(右肩甲骨の場合)め上で外旋、左の股関節を目掛け内旋させながら、上げ下げする 


肩甲骨と股関節はとても似た構造になっている。 


上腕骨の骨頭が肩甲骨に、大腿骨の骨頭が股関節に、ボールとソケットのように、「パコっ」とハマっているんだ。(※それが外れた状態が脱臼) 


わずかな隙間の中で、4つのボールがソケットの中で「クルクル」回り、旋回の運動を可能にしている。 


この旋回動作が、ロボットで再現するのが難しいようで、人間独特の動きだ。 


そこで考えてみよう。 


たとえば、ベンチプレスや、スクワットは、「屈曲 ↔︎ 伸展」を繰り返す運動であることはわかるよね。 


それは、ヒトの正常な動作の第一段階でしかないんだ。 


その動作を過度に繰り返すと、脳はその単純な「カクカク」した動作を学習し、本来ヒトが持つ複雑な動作をカラダで表現することが難しくなる。 


脳はどんな動作でも学習して、筋肉を使って体現する特性を持つんだ。 


だから、そのヒトにとって必要のない、もしくは、その競技に必要のない動作も、トレーニングで学習してしまい、意図しない動きが試合で出ることもあるんだよ。 


脳ってすごいよね。


屈曲と伸展を繰り返す単純な動作は、指導者が要求する、『しなやかな動作』とはかけ離れ、「プレーの切り返しのスピードを上げたいのですが、何か良い方法あります?」という要求には、応えることはできない。 


それに応えられるのは、ヒトの正常な動作の第4段階である「外旋 - 内旋を含む、対角螺旋運動」にある。  


その動作こそが、「しなやかなカラダの使い方」を体現する、唯一無二のコンテンツだ。 

なので、みんな汗だくになって動作を獲得しよう。 


そして、もう気づいたよね。 


「ヒトの正常な動作の獲得」こそが、「しなやかなカラダの使い方」を、競技で表現することだということを。 


だからボクらは、そのトレーニング方法を肌で感じ覚える必要があるし、現場で何度も指導する必要がある。 


だって、「可視化が難しく」「評価基準が曖昧で」「ヒトの感性」で評価される動作なんだから。 


きっと、指導者に「もうこないで良いからね」と言われることもあるだろう。 


でも、量をこなせば、いつか質に転換できるときが、必ずやってくる。 


先ずは自分のカラダを動かす量だ。 


またブラック寄りのグレーに戻ってしまったかな。(笑)


でも、やるかやらないかを選択するのは、ボクではない。 


みんなだよ。 


つづく



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