なぜwentの形がうまれたのか/of+名詞でなぜ副詞?
動詞を過去形にするときは動詞の原形に-edをつけるんだよ。でも例外もあるから注意だよ。そして、中学生に時に何度も口に出して暗記させられたgo-went-goneですが
※go 動詞の現在形で日本語の「行く」を表す。wentはgoの過去形、goneはgoの過去分詞を表している。
中学生だったころは先生の言われるがままに暗記して答案にgo-went-goneと書き点数がもらえて喜んでいました。しかし、go-went-goneを英語を歴史を含めて(英語史)考えたとき、例外は理由あって生まれていることに気づきます。今回はgo-went-goneがうまれた理由を書いていきます。
動詞の原形に-edをつけることで動詞の過去形を作る原則を適用して考えたらgoの過去形はgoedです。実際、goedのような形は使われていました。しかし、発音上、発音がしにくいという理由でgoedの人気は落ち、今では死語となっているwend 動詞 「行く」の過去形であるwentを借用しているのです。このように語形の一つ一つには誕生のいきさつがあると知れば、一つの単語の重要性がより明確になります。
of+名詞=副詞 という受験生ならだれでも知っているであろう、また暗記しているであろう規則性がどうして生まれたのかについも書きたいと思う。
それを説明するにあたって、まず、nowadaysという単語を見ていく。語尾についている-sは複数形のsかと尋ねられれば、もちろん答えは「No」である。他にもalways,indoors,afterwards,days and nights,besidesなどがある。しかもすべて複数形の-sではない。
実は属格(所有格に相当する)の-sです。tom's nameの-sやhis itsの-sです。しかし、所有格と言えば「~の」のイメージが強いと思います。しかし、昔の「属格」では、今の所有格よりも圧倒的に守備範囲が広く、副詞の一部を兼ねていた。
上の知識を使えば本題の謎が解けます。
Ex, I have been busy lately=I have been busy of late
(最近忙しいな)of late=lately
英語で「AのB」というのを表すときどのように表しますか?
おそらくA's B または B of A で表すと思います。
つまりこの「of A」=「Aの」=「所有格」=「副詞の働き」=「of+名詞は副詞の働き」
ということなのです。もう一度説明しますと、「AのB」を表すときB of Aで表すことができる。やはり、of A も所有格なのです。所有格が副詞の働きをするならof Aが副詞の意味をもっていてもおかしくはない。ということである。
上のことが理解できたとき「もちろん」を表す「of course」がなぜ副詞の意味を成すのか見えてくると思う。