☆No.25 セルフプロデュース☆
いつも私のポートレートを撮ってくださっているカメラマンさんから、
先日、こんなメールをいただきました。
「渋谷スクランブル交差点での撮影の時、実に堂々としていて、
『迷い』を感じませんでした。いわゆる自分プロデュースを
自然にやっているのではないでしょうか。」
━自分を自分でプロデュースする、ということは
前々から私の活動の芯、軸になっている点です。
もちろんポートレートに限らず、
自分を客観的に捉えることで
「私なんだけど私じゃない」みたいな感覚で
いつもと違う自分を演じるような事が
時々あります。
セルフプロデュースをする力というのは
これからの時代、必要なものだと
私は思っているのです。
例えば
芸能人の方は、綺麗・可愛いといった
見た目はもちろんのこと、
内面的な部分や
いわゆるキャラの面においても
それぞれの個性を持っています。
もちろんその人自身の魅力で
活動されていますが、その上に
芸能事務所やプロデューサーによる
プロデュースの力が重なれば
さらにその人の「路線」というものが濃くなります。
この人にはガーリーな衣装が似合う、
この人は知的な印象をアピールさせよう、
この人にはカッコいい曲を提供しよう、
など、その人の魅力が引き出される方法を
いかに考えていくかが
プロデュースのカギとなります。
しかし考えてみると、
そのように自分の魅力をアピールする方法は
自分が一番よく知っているはずなのです。
長所と短所、好きなもの、
好きな場所、好きな服の系統などを
もう一度振り返ってみたり
周りの人から言われる第一印象を
まとめてみるだけでも、
何となくでも「自分」という像が
ハッキリして、安心できるような気がします。
例えば就職活動で自分の事を話す際にも
自己分析が出来ている人のほうが
自信をもって話す事が出来るのと同じです。
ひとつにキャラを絞れ!という訳ではありませんが、
自分が自分のプロデューサーになって
一番似合うものを纏う事で
より自分を好きになれたら素敵だなと思います。
もちろん、自分だからこそかもしれないけれど
時に、自分の事を嫌いになったり
「もっとこうなれたらいいのにな」と
思ってしまう事もあります。
でもそうやって自分を鼓舞させていけば、
少しずつ、自分を高めると共に
理想の人間像に近づく事も出来る。
人の好みに100%合わせるのではなくて、
もっと自分が思う、自分の生き方とか
自分のスタイルというものを
確立させてみると
面白いかもしれないと思います。
それぞれに似合う「色」がある。