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Ooooops!!

裁定解消売りの発生

2015.06.20 03:02

先日空売り比率は38.3まで上昇し、過去に遡る算出可能なデータで最大の水準を記録した。ギリシャ問題は結構根深いようだ。

ただ、標準偏差で見るとちょっとやりすぎであり、それなりの水準訂正は起こりそうだ。まぁ、それが株価の上昇と繋がるかどうかは、また別の話。

裁定買い残も標準偏差の上限から一気に減少。これは、メジャーSQに絡んだ動きと言われているが、ニュース見る限り真相は不明。

実際は、日興、みずほ、UFJ、クレディなんかの名前が挙がっているけども(http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/program/nlsgeu0000010plj-att/20150612.pdf)

先物手口見ると日興、みずほ、UFJ、クレディは先物買いの動き。

(http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/invest_tool/futures/futures_top.asp)

まぁ、これはデータストックないとわからないか。


裁定買いの解消のプロセスは、恐らくこんな感じ。

①ユーロ建て債券ロング、ユーロショートしていた筋がドイツ国債利回りの急上昇で損失抱え、損を取り戻すために日経ロング、円ショートを一気に積み増した。(これはCFTCのデータと主体別売買動向を見る)

http://click365.ovalnext.co.jp/cftc/

②積みました筋は、日経ロングの埋めるため、先物を売り始め(これは今週の主体別売買動向)、先物が現物価格より割安になる時間が増える(逆ザヤの発生)

http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-derivatives/sector/nlsgeu0000010rf2-att/Tousi_DV_W_201506_2_0608_0612.pdf

③裁定業者が割安になっている日経平均先物を買って、割高な日経平均採用銘柄をバスケットで売る。

④裁定業者が報告した6月8日~12日のデータから裁定買い残が大きく減少した

http://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/program/nlsgeu0000010plj-att/20150612.pdf

このうち、裁定業者が上記、日興、みずほ、UFJ、クレディという流れ。

個人投資家や機関投資家などから注文を受ける際に、証券会社はその銘柄を在庫として抱えていないと、注文に応じることができなくなる。そのため、ある程度を在庫として保有しなければならない。その水準ベースを現在のマーケットの水準から、2兆5000億程度と仮定している。現在時点で、買い残は2兆9000億円まで減少しており、需給面からは売り難しだと思う。それでも、売られるときは売られるけどね。


また、仮儒動向を見る限り、日本市場の天井はまだまだだと思う。信用買い残がまったく増えていないから。

底値で買い集めた外国人投資家は誰かにその売りをぶつけなきゃいけないのに、これじゃぶつけられない。単純だよね。

個人が最強に強気になったのは、ライブドア相場。買えば上がってたからね。あれを潰したマネックス・・なかなかやるよね。

今回、郵貯の運用トップについた佐護勝紀氏の元上司は松本だけどね