『頭のいい人が儲からない理由』を読んだ
2020.05.07 00:19
ビジネスとは
非連続的思考で創り出し、
不確実性の高いヒトの集団で運営するモノだ。
頭が良い、勉強ができるだけの人が
必ずしもビジネスにおいて成功しないワケはこれ。
高学歴な彼らが大学を卒業して
更に経営専門学校教育を受けたりすると、
多くの場合は 頭でっかち になりすぎてしまう。
勉強に頼りすぎた時、
人は 頭だけでわかった気になる癖が身につく。
結果、”ビジネス”と "経営" を勘違いして失敗してしまうのだ。
知識も教養も勿論必要。
しかし、経営者をやるのであれば
経営に関しての【知性】を持つことは必須だ。
紙の上、会議室の上では、
事業をプラモデルのように設計することは簡単だ。
正直誰でもできる。
しかし、実際の事業は
ヒトが作り
ヒトが運営する。
だから【100%計画通り】になんて絶対に進まない。
この本はそういう意味で、
とても重要なコンセプトを教えている本だ。
ずっと本棚にある。
整理する際に毎回残ってきた。
【アタマの中の引き出しだけを増やす努力をする時間】の半分を、
【ヒトをよく知るための時間】にしてみるといいのかもしれない。