ビッグバンって本当なの?
こんにちは。実家から栽培セットが届いたので家庭菜園を始めた学部4年の佐々木です。
今回は宇宙初期、宇宙の始まりについて少しお話させていただきます。
宇宙の始まりの出来事として有名なものがありますね?
そう、ビックバン、です。
ビックバン理論によると、宇宙は熱い火の玉から始まる、といわれています。
今では多くの人に知られている有名な理論ですね。
この理論は1946年ガモフによって提唱されました。
(「ビックバン」という名前を付けたのはガモフではないのですが…)
まだビックバン理論が提唱されて70年もたっていないんですね。
たった70年でビックバン理論をもとに宇宙の構造が多く解明されているなんて…
研究者ってすごいなぁ、と改めて思います。
さてそんな私の感想はさておき、
このビックバン理論によると今の宇宙は膨張し続けています。
今では有力な説だと考えられていますが、最初は多くの研究者たちに受け入れられていませんでした。
当時、宇宙は永遠不変である、と信じられていたからです。
あの天才科学者アインシュタインまでも宇宙の永遠不変性を信じていました。
では、どうして今はビックバン宇宙モデルが正しいとされているのでしょうか?
それはこのモデルが正しいと証明してくれる観測データが見つかったからです。
1929年ハッブルは私たちの住んでいる銀河から遠くにある銀河ほど大きな速度で遠ざかっていることを観測しました。
イメージとしては下の図のような感じです。
Aを私たちがいる場所として、Bのほうが私たちに近くて、Cのほうが私たちから遠い場所にあると考えます。宇宙が膨張すると、AとB、AとCの距離が離れていきますが同じ時間が経過したとしても、AとBが離れていく距離よりもAとCが離れていく距離のほうが大きくなっています。
つまりもし宇宙が膨張しているとしたら遠くにあるもののほうが速く遠ざかるのです。
遠くにある銀河ほど遠ざかる速度が大きい、というハッブルの法則はこの宇宙膨張を見事に表しています。
しかし、宇宙の不変性を信じていた研究者の一人であるホイルは、膨張によって密度が減少するならば新たに物質を作り出せば宇宙の密度は永遠不変になる、という定常宇宙論モデルを再度、提唱しました。
う~ん。なかなか新しいモデルは認めてもらうのが大変ですね…
しかし、ビックバン理論を証明する観測データは実はまだあと2つあります。
残りはまた次の記事で紹介するつもりです。
4年になり、ついに私も卒論発表をする年になりました。
去年のゼミから感じていることですが誰かに伝える、発表する、というのはすごく難しいことですね。
でも私も、去年、一昨年の先輩たちのような立派な発表がしたい‼
ということで今年一年頑張っていきます!
最後まで読んでくださりありがとうございました!次回もお楽しみに!