【記録】情報発信のむずかしさ
2020.05.03 11:37
▼「今は来ないで」岡山県は大炎上、島根県は絶賛……明暗を分けたのは“言い方”? | 文春オンライン
観光関係者の1人は「知事発言で今後の観光に影響が出るかもしれないと不安です」と眉を寄せる。「コロナ禍が収まっても岡山には行きたくない」という声が出ているからだ。「新型コロナウイルスの影響とダブルパンチにならないことを願うだけです」と言葉少なだった。
外出自粛が長引いて、社会の不安がどんどん大きくなっています。他を排除するような風潮も広まっています。こうした時の言葉は、発し方一つで敵対心を生みかねません。今だからこそ丁寧に発信しないといけないというのが3人の考えでした。飛騨は新幹線も通っていなければ、飛行場もない不便な所です。にもかかわらず、遠方から多くの人が観光に来てくれます。『お休み』という柔らかい言葉には、私達の感謝の気持ちが込められています」と解説する。
何を発信するか。危機にこそ試されるのかもしれない。その影響と結果は、収束後に明らかになるのだろう。