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UP TO ME

NI UNA MENOS

2020.05.21 09:00

World Movements


前回に引き続き、南米発のムーヴメントについて。

一緒に住むアルゼンチンガールちゃんが、アルゼンチン発のムーヴメントを教えてくれました!


2015年に、アルゼンチンで生まれたムーヴメントで

「NI UNA MENOS」

と呼ばれる運動。

に うな めのす」と読みます。


「NI UNA MENOS」は、日本語に訳すと

「もう一人も殺させない」「もうこれ以上犠牲者は出さない」という意味。




まさに、「女性に対する性暴力との戦い」であり、


「女性であるという理由による殺害・性被害」の撲滅を訴える。


アルゼンチンでは、レイプや性暴力、また男性パートナーによる暴力や殺害(デートDVと日本では言われるようなこと、またそれ以上に冷酷なこと)が多数起きていた。

ひと昔前のことなんだろうと思ったのかもしれないが、近年のこと。2010年頃の話。


この当時、男性パートナーによる女性の殺害は「Crimen Pasional(情熱の犯罪)」と呼ばれていた。

ジェンダー暴力による冷酷な殺人を、あたかも情熱的な愛情が原因であるかのように扱っていた。


その後、2013年から2015年にかけて10代の若い女性が恋人や元恋人に殺害される事件が相次ぎ、ジェンダー暴力による殺人が深刻な社会問題として認識されていく。

そうした中で、事件をスキャンダラスに取り上げ、被害者やその家族のプライバシーを脅かす取材を行うマスメディア。

状況が大きく動いたのが2015年、14歳の少女が恋人だった16歳の少年に殺害される事件がきっかけだった。

その事件後、スローガン「Ni Una Menos 」を掲げて何万という人々が路上に出た。

ネットも#NiUnaMenosで埋め尽くされ、大規模抗議活動が起こった。

ここから、

「Ni Una Menos」というスローガンのもと、女性に対する暴力の撲滅を目指す動きが生まれた。


そして、コロンビア、ペルーなどの南米諸国、さらには、欧州諸国のスペインやイタリアにも拡大した。


前回に紹介した「安全で無料の中絶の合法を求める運動」は、緑色でした。緑色は、安全な中絶を象徴する色。


今回の「Ni Una Menos」(女性であることが理由で被害を受けることの撲滅)は、紫色。(細かく言えば、Violet


Purple Ribbon (紫リボン)は、女性への性暴力の根絶の象徴の色なので、ムーヴメントの色も紫色。


ただ、アルゼンチンガールちゃんいわく、purpleではなく、Violetの方がViolenceの発音にも近く、結びつけやすいため、Violetが象徴の色だと認識しているのだそう。


前回のムーヴメント同様に、南米で生まれ拡大し、欧州諸国にも広がっている。

しかし、日本でこのムーヴメントのことを知っている人はどれくらいいるのだろう。これほどまでに、性暴力に対して関心が高いだろうか。


#Metoo#Kutooにより、女性の苦痛や被害を訴えられる機会や環境が、以前に比べ広まっているが、日本では、女性が声を挙げやすい環境がまだまだ整っていないように感じる。また、声を挙げることに対して女性が消極的なようにも感じる。


女性だから声を挙げれない?声を挙げたら周りから浮いちゃう?

声を挙げることで賛同してくれる人が必ずいる。

賛同が広まり規模が大きくなったのが「Ni Una Menos」

そして、世界的にも知られるムーヴメントとなり、影響力も大きいものとなった。


声を挙げる勇気が1番必要なのかもしれない。



Abiee


#ni una menos #chile #Argentine #feminist #feminism