大人の科学バー
こんばんわ。
気温の激しい変化に対応できず鼻水ジュビドゥバです。
さて、本日(昨日)28日は、2ヶ月に1回の大人の科学バーでした!
おかげさまで毎回ご好評をいただいているこの講座ももう8回目。
今回は、僕も初めて参加させていただきました。
小林先生のお話はいつもおもしろいんですが、
科学バーでの話は、またひと味違ったもので、
手伝いで来たことを忘れて聞き入ってしまいました笑
対称式の話からマクスウェル方程式を導いてみたり、
(マクスウェル方程式とは、電磁気で非常に重要な4本の式です。その重要性はこれらの式から電磁気を語り尽くせるほどです。)
電卓を弾いて、リュードベリ定数を求めて、法則の美しさを感じてみたり、、、
(リュードベリ定数とは、水素原子の発する光の波長に関係する定数です。)
どれも面白かったのですが、今回一番印象に残ったことをメモしておこうと思います。
それは、
「自分の伝えたいことが周囲に理解されないならば、それは周囲の人が不勉強なのではない。自分の伝え方に問題があるのだ」
というものです。
(九州大学 千葉逸人准教授のツイートを引用されていました。)
正直、ハッとしました。
物理が嫌いな生徒が言います。
「(物理を)勉強する意味が分からない。計算は電卓でやればいいし、分からないことはスマホで調べるから十分。」
なんだか嫌な生徒ですが、この生徒も、別に屁理屈とかいじわるで言っている訳ではありません。
心から素直に言っているのです。
本当に、なぜこれを学ぶのかが分からないのだと思います。
だから、これは生徒が不勉強なのではなく、先生が「なぜ学ぶのか?」を伝え切れていないことが原因なのではないでしょうか?
もしくは、「一応、伝えてはいるけど、うまく伝わっていない」ということも考えられます。
いずれにせよ、「伝え方」に問題があるのでしょう。
生徒が「WHY?」を理解できるように、手を変え品を変え伝え続けることが大切なのかもしれません。
理解してもらえないのを、相手のせいだけにするのではなく、自分の身を振り返ってみること。
あきらめずに発信し続けること。
当たり前だけど、改めて気づいた日でした。