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Keisuke Ota / 太田渓介 Website

大人の科学バー

2018.09.29 07:01

こんばんわ。

気温の激しい変化に対応できず鼻水ジュビドゥバです。

さて、本日(昨日)28日は、2ヶ月に1回の大人の科学バーでした!

おかげさまで毎回ご好評をいただいているこの講座ももう8回目。

今回は、僕も初めて参加させていただきました。

小林先生のお話はいつもおもしろいんですが、

科学バーでの話は、またひと味違ったもので、

手伝いで来たことを忘れて聞き入ってしまいました笑

対称式の話からマクスウェル方程式を導いてみたり、

(マクスウェル方程式とは、電磁気で非常に重要な4本の式です。その重要性はこれらの式から電磁気を語り尽くせるほどです。)

電卓を弾いて、リュードベリ定数を求めて、法則の美しさを感じてみたり、、、

(リュードベリ定数とは、水素原子の発する光の波長に関係する定数です。)

どれも面白かったのですが、今回一番印象に残ったことをメモしておこうと思います。

それは、

「自分の伝えたいことが周囲に理解されないならば、それは周囲の人が不勉強なのではない。自分の伝え方に問題があるのだ」

というものです。

(九州大学 千葉逸人准教授のツイートを引用されていました。)

正直、ハッとしました。

物理が嫌いな生徒が言います。

「(物理を)勉強する意味が分からない。計算は電卓でやればいいし、分からないことはスマホで調べるから十分。」

なんだか嫌な生徒ですが、この生徒も、別に屁理屈とかいじわるで言っている訳ではありません。

心から素直に言っているのです。

本当に、なぜこれを学ぶのかが分からないのだと思います。

だから、これは生徒が不勉強なのではなく、先生が「なぜ学ぶのか?」を伝え切れていないことが原因なのではないでしょうか?

もしくは、「一応、伝えてはいるけど、うまく伝わっていない」ということも考えられます。

いずれにせよ、「伝え方」に問題があるのでしょう。

生徒が「WHY?」を理解できるように、手を変え品を変え伝え続けることが大切なのかもしれません。

理解してもらえないのを、相手のせいだけにするのではなく、自分の身を振り返ってみること。

あきらめずに発信し続けること。

当たり前だけど、改めて気づいた日でした。