水と土
2020.05.08 12:15
「新型コロナウィルスは、水のようなもの」
という話を聞きました。
水は一滴だと害になりません。
でも洪水になると災害です。
医師の中には「新型コロナは風邪みたいなもの」という方達もいます。
主に内科系の医師に多いとか。
風邪みたいなもの、と言うのは一滴の水を見ているからです。
でも感染症の現場の医師には、その水は洪水の水です。
だから、風邪みたいなものとは言わない、言えない。
見ているものが同じ水でも、一滴なのか洪水なのか。
それで見解が違う。
どちらも間違いではない。
そして、医師は決して「風邪」を簡単なものとは捉えてません。
医学を学んでない者が思う「風邪」とは違う意識で捉えてます。
舐めてないんですよ、風邪を。
たいしたことないとは思ってない。
拗らせたら大変なことになる。
拗らせてしまう人が少なからずいる。
命に関わることもある。
そういうことを知ってるから、風邪を甘く見てはいない。
で、鍼灸師は
どの水を見てるかというと。
考え方はいろいろあるので一概には言えませんが、私が見てるのは
水ではなく土。
水が滴り落ちる土の方を見てる。
水捌けはどうか。
土質はどうか。
土の状態が悪いと、少しの水でもぬかるんだり崩れたり、保水できずにひび割れたりします。
土を良い状態にするのが鍼灸だと思っています。
さすがに急な大雨なんかに見舞われたら、良い土でも崩れます。
そういう時は医師(病院)の仕事に勝るものはありません。
土づくりはできても、道路工事はできへんから。
病を「水」とするならば、
どの水を見てるかで見解は違います。
専門家の見解が違うというのは、こういうところに起因してる場合もあるんだろうなと。
病気ではなく病人をみると、東洋医学では言われてます。
水ではなく土をみるわけです。