Masae à Nantes ~まさえのフランス🇫🇷ナント便り~

有意義な時間 藤原正彦さんからの教え

2020.05.09 10:17


知識・教養がないから、少しでも読書で学ぶ。


自粛最終週は、藤原正彦さんの「国家と教養」を拝読


薄い文庫本なのですが、素晴らしい教科書のような本。


特に海外生活を送る私にとって、日本人のアイデンティティーを呼び覚まし、鼓舞してくれるものでした。本の中で、さらりと良書をご紹介されており、宮沢賢治さんの箇所では、涙が滴り落ちることも。「きけ わだつみのこえ」の箇所では、知覧特攻平和会館を訪れた時の事なども思いだし…。

お涙頂戴作品では決してないのですが、涙腺までゆるくなりました。


『国家の品格』がベストセラーになったので、そちらを読まれた方も多いのではないかと思います。ちなみに私は読んでません。捻くれ者なので…。


知の巨人のような方なので、ユーモアセンスも抜群。

フランス人を、ロジカル イディオットって言ったり。(大笑)

論理的な事を言ってるようで、実は現実や本質を見ていないバカ ←鋭い視点。分かるぅー。


読了後、何故か自分が賢くなったような錯覚さえ覚えるほどです。


本の中で、チラチラ垣間見れる何とも気さくな 口の悪いオッさん像。そのお姿に興味を持ち、googleで調べて見たら、対談や講演もされており…。

これらも面白かったので、リンクを貼っておきます。



櫻井よし子さんとの対談





料理をしながら、とあるラジオ番組のゲスナー(下衆なラジオを聴くリスナー)なのですが、昨日は、藤原正彦さんの講演をYouTubeで聴き、何て知的で有意義な時間だったのだろうと思いました。






地元熊本の本屋さんで購入したので、ブックカバーがくまモン