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excelsior

幼少期からの数学力

2020.05.09 15:07

こんばんは。excelsior算数・数学担当です。

長年、特に高校入試を対象とした数学指導にあたってきましたが

最近では中学入試を見据えた小学生の指導に当たる機会が増えています。

その中で感じること本日ブログにしたいと思います。



小学生・幼少期の算数において特に

"ロジカルシンキング"

ができるかどうかはその生徒の算数力に直結しているように感じます。


1つの物事を論理立てて考えていく

"手順"

こそが幼少期のロジカルシンキングの肝であると考えます。

算数が苦手、点数化できないといった生徒の多くがこの"手順"を意識できていないように感じます。



ではいかにして幼少期の算数力・ロジカルシンキングを磨くことができるのか。

それは日常の中に潜んでいると考えます。


例えば家族の会話を例にとってみましょう。

親というものは子どものいわんとすることを全て聞かずとも分かるものです。

ですがこの

"1を聞いて100を理解する"

という親の姿勢ではロジカルシンキングは磨かれません。


ロジカルシンキングとはいわば事象の連鎖です。

1つ1つ論理的に積み上げていくことに意味があるのです。

一足飛ばしや1から100を理解するというものではありません。


ですので親子の会話の中では

”物分かりの悪い親”

の方が実は論理的思考が養われたりすると考えます。




自分の考えを一つ一つ言語化させる。

一足飛ばしでなく1つ1つ着実に、焦らせず。


幼少期のロジカルシンキングとは親の忍耐と表裏一体なのです。

もちろん授業でも上記のロジカルシンキングを意識させるのですが

やはり子どもにとって家庭での時間が最も長く、英知を養う場でもあると私は考えます。






そしてこういった幼少期の経験が絶対的な算数力につながるのです。


特にこの算数力・ロジカルシンキングの能力は

中学以降の" 証明・記述問題"に直結します。


残念なことに証明問題を苦手とする生徒は多いです。




ぜひこういった機会に

ポジティブな親子関係の見直しなど行ってみることもいいかもしれませんね。



焦らず、1つ1つ着実に積み重ねることで広がる世界がきっとあるのです。

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