日経クロステック/日経アーキテクチュア
2020.05.08日付
大和ハウス工業で2019年12月に発覚した
施工管理技士資格の不正取得問題。
同社は20年4月17日、外部調査委員会
(委員長:桑野幸徳・大和ハウス工業社外監査役)
による報告書を国土交通省に提出した。
報告書によると、元社員を含む371人が所定の
実務経験要件を満たさずに技術検定試験を受験し、
施工管理技士の資格を取得していた。
大和ハウス工業は、外部調査委員会がまとめた報告書を国土交通省に提出した。
報告書で外部調査委員会は、同社のずさんな管理体制を指摘した
(資料:大和ハウス工業)
大和ハウス工業は、外部調査委員会がまとめた報告書を国土交通省に提出した。
報告書で外部調査委員会は、同社のずさんな管理体制を指摘した
(資料:大和ハウス工業)
同社は19年12月時点で、
資格を不正取得した社員は349人としていた。
調査委員会によって、新たに社員8人と
退職者14人の不正取得が明らかになった。
不正に取得していた資格は、
1級建築施工管理技士や1級土木施工管理技士、
1級電気工事施工管理技士などで
合計445件に上る。
調査委員会は30年以上前から不正取得が
行われてきた原因として、
①資格取得を推進する全社方針、
②実務経験要件のチェック体制などの不備、
③実務経験要件に不備があった者とその承認者の対応
・認識の問題――
の3点を挙げた。
資格取得の推進方針について調査委員会はまず、
社長名で公的資格の取得を徹底するよう
指示するなど、
全社を挙げて取得を促す社風が
問題の背景にあったことを指摘している。
同社では、1級建築施工管理技士に加えてもう
1種類の施工管理技士資格の取得を
管理職への昇格の条件とするなど、
人事制度と結びつけることで複数の
資格取得を推進していた。
同社の技術部門では、
課長などの管理職に昇格するのに必要な資格を
「昇格必須免許」と呼んでいたという。
報告書では、技術本部を中心とした
資格取得の推進方法が、
不正取得を生じさせた原因の1つだと結論付けた。
(私見)
残念だ!
昇格必須免許要件などと言う制度そのもの
(大和ハウス工業体質)
馬鹿げた話だ。
※不正に免許取得した今回445人(件)
免許はく奪ですね!
これを容認すするのであれば施工管理技士
その資格が崩壊しますね。
勿論、私も取得していますが。