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タイムズスクエアの路上ダンスパフォーマーが、次つぎと人を集めることができるのはなぜか。つねに60人もの観客を集める場づくりのコツとは

2020.05.15 01:00

どうもこんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開する「Crossover」で、2か月間ニューヨークの起業家支援プログラムに参加している長村伊織です。


起業家支援プログラムついては、プレスリリースをご参照ください。

>>2か月間のニューヨーク滞在費が”無料”に。起業を目指す若者にチャンスを。20代での海外起業から9年目、ニューヨークのシェアハウス&Co-living「Crossover」代表取締役 君島和也よりメッセージも


僕がニューヨークに来て、はじめに感動した場所は、「タイムズスクエア」です。


そこは、いつもたくさんの人々や路上パフォーマーが集まり、360度に渡り美しいデジタル広告がある魅力的な場所です。滞在期間中、いく度となくタイムズスクエアに行きました。


ある日、多々いる路上パフォーマー中でも、なんと観客を100人ほど集める集団がいることに気づきました。


なぜ、それほどの観客を集めることができたのでしょうか。今回は、彼らの集客方法のポイントお伝えします。


360度広がるデジタル広告という名のアートと活気溢れるタイムズスクエアの魅力

僕はタイムズスクエアに一目惚れをしました。

僕は地下鉄でタイムズスクエア付近を通ることがあれば、毎度地上に降り立ち、散歩をしました。


ここには世界中から人々が集まります。みんな肌の色も違いますし、飛び交っている言語も多様です。さまざまな人種がいて、かつこれほどまでに活気のある場所はほかにないと思っています。


そして360度に広がるデジタル広告はアート作品のように美しいので見飽きません。


また、ここでは、若者たちが路上でいつもダンスパフォーマンスをしています。

同じパフォーマンスにも関わらず、なぜか僕はついつい、見に行ってしまうのです。


人の「同調行動」を活用し、つねに60人以上の観客を集めるパフォーマーの工夫

そこで僕は「なぜ、彼らが同じパフォーマンスをすると気づいているにも関わらず、2回め以降もつい見に行ってしまったか」を考えました。


理由は、多くの人が集まっていて気になるから、でした。彼らの周りにはつねに、60〜100 名ほどは集まっていると思います。


そして、僕は3回め以降の見学となると、パフォーマンスではなく、周りにいる通行人に注目をして人間観察をしていました。


そこで分かったのは、どんな人でも一度は絶対足を止め、パフォーマンスを見ることです。


次に「なぜ、だれでも絶対足を止めて、パフォーマンスを見るのだろう?」と考えたり、インターネットで調べたりしました。


それは人がもつ「同調行動」による影響だそうです。


同調行動とは、まわりの意見や行動に合わせて、自分も同じように行動をしてしまうことです。

人は、人が集まる場所に“つい”行ってしまう習性がある、ということに気づきました。


彼らは観客になりそうな人を見つけては呼び止め、「はい、あなたはここに来て!そして、あなたはここ!」と観客をどんどん集め、360度観客で覆われるようにしていました。


このとき、360度観客で覆われていなければ、僕は行ってなかったかもしれません。彼らはこの習性を意識していると感じました。


つまり、僕もまんまとダンスパフォーマーに仕掛けられていたのです。それに気がついたときは、とても悔しかったですね。(笑)


小さな違和感を見逃さず考えれば、自分のやりたいことは少しずつクリアになる

一方僕は、今回のできごとを通じて人の無意識の習性や心理に気づくことや、知ることはおもしろいな、と感じました。


このように日々の小さなできごとから、自分の興味や関心に気づくことは大事です。


ちょっとした気づきや「なぜ?」と思ったことを深掘りしていくと、想定外の発見があります。


ニューヨークにくる前は、やりたいことがぼやけていた僕ですが、どんどんとやりたいことが明確になって来たように感じています。


引きつづき、「自分がやりたいことはなにか、心躍るものはなにか」を自問自答していきたいと思います。