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Roux's T Room

実を伴う大人社会

2020.05.10 14:45


的確で素早い対応が際立ち

耳目を集める吉村大阪府知事。

 

複数のTV番組で MCを務める坂上氏は

「良い意味で したたか」と評していた。

 

 

まわりの信頼を失う事なく、うまく立ち回れる能力も

物事を改善していく際には有効で必要な事だと思う。

 

    

信頼を得るためには、誠意を効果的に伝えられる事も重要であり

私はホテル療養されている方に向けて書いた知事の手紙を見て

信じるに値するかもしれないと思った。

  

 

その原本は、失礼ながらすごく上手とは言えない手書きの

しかしながらその真意は疑わなくていいと

そして信じたいと思える内容のものだ。

  


手書きである事も含め、真意はどこにあろうと今はいい。

またそれだけで全てを判断するわけでも勿論ない。

私も多くの人達と同様、その時々に得た情報で判断し続けていくのだから。

 




良い構想を持っていても人柄が良くても

手腕も持たないと先へ進む事が難しい世の中。

 

 

“立ち回る”という表現は聞こえが悪いけれど

心を砕き、押したり引いたりしながら

まわりを上手く繋いでいるように受け止めた。

 

 

 

  

手を携えれば良い結果に繋がり

対立すれば悪い結果に繋がる。

  

誰でも、そんな単純な事を心に落とし込めれば

正しい立ち位置で物事を進められるのかもしれない。

  

  

  

大局を見ようとすれば、スピード感は損なわれがち。

 

スピード感を持って進もうとすれば、大局を見失いがち。




それが、規模の大きさや年齢により

両極に寄って行きやすい傾向と思う。

 

 

乱暴だが、言ってみれば

 

前者が政府・中高年

後者が都道府県・若者

 

と、なるだろうか。

 ※訂正 取り消し線部分、取り消します。

  傾向と言っても今の状況はやっぱり違う。

 

ただし、理解しようとする事から逆に分断する事のないよう

呼吸を整え 手を携えながら進みたい。


 

 





他にも頑張ってくれていると思う長はいる。


都道府県により異なる現状への対応と言動に対する反響は、当然の事ながら大きいが

そしてこれも当たり前の話だが、対応には金銭が伴う。

  



これまでふるさと納税は、“得するもの”として

各メディアやwebコンテンツが返礼品合戦を煽り

多くの人は深く考えずに乗じ、また多くの自治体も流れに飲まれていただろう。

  

返礼品で得したようでも、回り回ればそうではないとは気付きにくいようで

何となく気付いても、よくわからないまま

自分はできるだけ損したくない気持ちで乗った人も多いかもしれない。

 

 

そのようにお得感だけで他都道府県のものを選んだ人は

居住地の自治体から今、望ましい対応が得られない場合

不服を唱えたりするのだろうか。

   

 

一方でやはり目先の数字を追って偏った情報を提供し

結果、おかしな展開を先導してきたメディア側は

  

それどころではないのか、触れたくないのか、軽く見ているのか

少なくともその事に関して私は見聞きしていない。

  

 

今は地域応援形の選択肢も増え、国からは少しばかり抑制する動きもあって

多少は沈静化されたかもしれないけれど

 

基本的な問題も、表面化している対立構造も

あまり変わりはないはずだ。

 

 

しかしこちら側はそれも一旦脇に置いて、外出自粛で生まれた時間を少し割き

そういった本来の目的とお金の流れを再確認する機会が増えればいいなと思う。


一方でこの禍に対する返礼品も出てきている。

 

 

 

一般的な寄付先も、かつてはUnicefなど限られたものだったが

今では寄付の形態も増え、その詳細を調べられるところが大半のはずだ。

 

 

 

そのように調べるのは、諸問題を知る一番の近道かもしれないし

しっかり選んで寄付し、その後無駄銭にならないか追っていけば

自然と見守る事が形作られていくと思う。

 

 

 

 

「得への道は財産への道につながる」

といった意味合いの事を、アダム・スミスは論じたそうな。

  

  

目先の得ではなく『徳が基になった得』が皆の得になる

 


そういった内容と思う。(早口言葉になりそうだな)

  

 



前ブログの “利他的である事は、ひいては自分の利益となる“ と同義。

  

「真実は一つ」ってコナン君?

 

 


“徳”とはあまり耳にしない言葉のように思うけれど

また、何でも彼に繋げてしまうけれど

綴る毎にやはり、様々な事が羽生さんに繋がる。

 

“徳を積む”と言えば、彼が脳裏に浮かぶという事は

どうしても書き留めておきたいのだ。

 

狂信じみて伝わってはまずいと、常々思いながらも。




 

 


ファンであれば Twitter を心待ちにしていたであろう、5月5日は

初めの自粛要請期限 前日でもあったが

 

社会情勢を鑑みても、今月中は自粛継続と思っていた勤務先から

同日朝「7日より通常通り出勤を」との連絡が届いた。

 

え~っ! と思いながら至急 自身の態勢を変え始めたが

「再度連絡する」となり、迎えた翌6日。

 

いつどうなるかもわからないので落ち着かず

Twitter は落ち着いてから堪能するのだ、と心に決め

途中、横山玲奈さんの演奏にボロ泣きしながらも

とにかく描く事に集中。

 

で、夕方5時過ぎに

「基本的に今月中は自宅待機を継続」と

初めに想定した通りの連絡が来て、脱力……

 

 

 

企業への支援策は中々に渋い感じで

どことなく他人事のように思いつつ 勤務先になぞらえてもいた。

 

 

社員登用を目指していたわけでもないので

自社サイトに載せているような 資本金といった一連の事しか知らない。

 

なので以前耳にした話から類推するに、体力が中途半端と思える勤務先は

全て成り行き次第か とか、他にも色々考える。

 

もし倒産となったら、社会への影響は少なからずあるだろうとか(どこでもそうだろうけど)

もし倒産したら、たまり切っていた有休は無駄になっちゃうのかなとか

ハローワークもこの状況じゃどうしたものか、とか

条件だけで決めた仕事先だったけど、仕事内容は意外と好きだったのにな、とか。

 

そして、その先も。

 

 

 

 

『条件だけで決めた』のは、描く時間を捻出するためで

そこから5年ほどの月日が流れ

 

変わらない熱で描き続けてきた対象であるのが

羽生結弦、その人だ。

 

 

 

その羽生さんから私たちのもとに

メッセージ動画が届けられた。

 

それは先述したTwitte 上。

 

 

 

 

見慣れた表情ではなく


静かに落ち着いた空間で

具体的な言葉はないから尚更

  

それは充分伝わるものであったと思う。



 

 

何よりも彼はあの冒頭に

祈りにも似た想いを込め

 

それが正しく受け取られる事を願ったのではないか。

 

そこから先は、紐解かれた時間数のメッセージを胸に

それぞれが応えて行く事になるんだろう。

 

 



It's Yuzuru HANYU

 


 

このメッセージ動画は心から有難いし、本当に嬉しい。

 

彼自身、何ひとつアウトプットできない状況でもあるから

もしかしたら望んでしてくれた事かもしれない。

 

であれば まわりに気遣いつつも、精一杯受け止めたい。

 

 

 

 

ただ、誤解を恐れずに言うならば

 

この動画がこういった状況で公開される事がなかったなら、とも思った。

 

 

 

巷に応援メッセージが流れ始めた頃から

彼自身が特殊な状態にない限り、要請を断る事もないだろうと想定はしていた。

 

 

それでもこちらが成熟した大人であれば

 

 

いえいえ、もったいない。


それには及びませんから

とにかく今はご自愛頂いて。

 

なにより元気で 心からの笑顔を

再び見せてくれる日を迎えられるよう


後押しすべく、しっかり頑張ります。

 

 

 

そう言って実際、しっかり ちゃんと頑張りたい。

 

そこで及ばなかった時、初めて助けを乞うかもしれないけれど

少なくとも生まれ育った日本に於いて

 

自粛要請など受けなくても

ずっと前から外を自由に出歩けない彼に

 

今こうだからと何かしてもらうという事は申し訳ないのだ。

 

そしてそれは彼が頑張れば頑張るほど、皮肉にも

先々へと続いてしまうのだから。

 

 


更に言えば、

かつてのように演技できる場も、それ以前に練習できる環境も

どのくらい戻るものか検討も付かない。

 


スポンサーサイドの ANA 一つとっても

想像できないほどの窮地に立たされている。


こんな事を書き立てるのも良くないと

申し訳ないなら思い切り受け止めて、自分なりに頑張らなければとも思い

 

 

 

そしてやはりと、

思い返す。

 




 

彼は戦場のような

いや、もはや戦場と化した医療現場の方々や

 

この状況でも表に出る事を余儀なくされる方々や

 

様々に辛い事を抱えた

 

結局はみんなに向けて届けてくれたんだと

 

何だかすっと腑に落ちた。

 

 


私も疲れているのかもしれない。

少しでも多く眠って、頭をしゃきっとさせよう。

 

 

 

 

プログラム名の表記も含め

シンプルに研ぎ澄まされた珠玉の311秒は

しっかり受け止めた。



心からありがとう。

くれぐれも身体に気を付けて。


 

 

 

 

2018元旦、Wixのブログにupした

練習着“たち”のコラージュをここに。


 

 

あの “プログラムたち”、の時代と共に

 描き続けてきた、私なりの結晶の一つ。

 

 

 

 

彼は応援する私達を見て、人というものが本当に欲するものに気付き

それが最終的に自分が欲しているものと同一線上にあると想い

 

そこから考えてきた先の一つに

今回のメッセージがあったのかもしれない。

 

 


直近の中居氏の番組でも「希望」とされていた彼。

 

 



もう少しだけでも

もう一歩だけでもと

 


皆でより賢い大人になって、

大事な誰かを支えられればと思う。

 

 

 

 


福島県のNPO法人の方が

「恩送り」という話をされていた。

 

 


私が“羽生結弦”というスケーターと

羽生さん個人に抱く想いは

きっとこの言葉に集約されていて

 

やはり多くの人が相通ずる想いを秘めて

日々を生き抜いているんだろう。

 


 



  

それにしても、だ。

 

今日も長いよ。

 

 

 

冒頭で触れた番組内で

吉村知事と西村経済再生相のやり取りを

テキストで「バトル」と色付けていたのはちょっと頂けない。

 

出演者がそのように言うのは自由だろうが、テキスト表示は事実ベースで

受け取り方は視聴者に委ねるべき、と思うからだ。

 


この番組元であるフジに限った事ではないけれど

GPSなどでも頻繁に、男の戦いとか何だかんだと

感情を入れたナレーションで煽っているのを

少なからず苦々しく感じている。

 



報道ではないバラエティなどの立場から意思を入れ込む、という局側のスタンスならば

それも含めて受け手側それぞれが、ジャッジする事になろうが

その辺りは、メディアリテラシーを意識する部分であるとも思うのだ。

 

 

 

脊髄反射的に全て正しく判別できる人はいない。

 

物事の定義が、移りゆく中で

全てを正しく導ける人もいないし

 

そもそも正しさの定義はそれぞれに違う。

 

 

 

些末な事も、気付かないうちに変化している。

 

踊らされないよう見識を広め、

アウトプットは自分に落とし込んでから。

 

 

 

SNSを有効に使えるよう、その時々でスタンスを変える。

 

茹でガエルにならないよう、気を付けないと

ウイルスよりも怖い社会が待っている。

  

  

  

 

  

  

思うのだ。

  

  

 

 

手に負えないようなおもちゃを それぞれが持てる時代に

 

負い切れない様々なものが、一面に散乱している。

 

 

 

誰かが言う。

 

 

「ちゃんと片付けて、勉強してから遊べば?

 将来どうなっても知らないよ?」

 

 

 

おもちゃは一体何だろう。

 

遊んでいたのは誰だろう。

 

 

 

 

散らかり過ぎて投げ出したくても、黙々と片付ければ

また遊べるし、勉強して賢くなれる。 

  

 

 

 

実を伴う大人になりたい。

 



そう、

ちゃんとした大人に。