Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

COFFEE AND (偽)CIGARETTES。

2020.05.10 14:30

今、MONKEYを読んでいます。今回の特集は「探偵の一ダース」。私は子供の頃から探偵の小説や映画が好きでした。小学生の息子に本を読むように言っているのですが、あまり本が好きではないようです。唯一読む本は探偵の小説だそうです。私も子供の頃は探偵の小説ばかり読んでいたにも関わらず、子供にはもっと児童文学や教養を身につけるような本を読んで欲しいと思っていて、児童文学や教養を身につけるような本を息子に奨めてみるものの全く関心を示しません。しかし、MONKEYの巻頭ページ「猿のあいさつ」で柴田元幸さんが『探偵小説は、僕の初期読書体験の中で重要な位置を占めています。』と書いた一文を読んで、あの柴田さんも子供の頃は探偵小説に夢中だったのかと思ったら、息子よ、大いに探偵小説を読んでくれたまえと思ってしまいました。現金な母です。

今特集で片岡義男さんが「半年だけ妹です」を寄稿しています。末尾近くに『女と拳銃があれば映画はすぐに作れる、という発言をした人がいるよね。ヨーロッパの男性で。トリュフォーだったかな』という一文がありました。フランスの映画監督、フランソワ・トリュフォー。BLUE BIRD vol.01「COFFEE AND MUSIC」で” Vivement dimanche!(日曜日が待ち遠しい!)”について書きました。この” Vivement dimanche!(日曜日が待ち遠しい!)”はトリュフォー監督の映画タイトルからきています。1983年公開の長編ミステリ映画。トリュフォー監督は”隣の女”のラスト近くでファニー・アルダンが小型拳銃を忍ばせて暗い夜道を歩くシーンを見た時に、次は彼女のためにミステリ映画をつくろうと思い立ったそうです。おそらくこの話を元に片岡義男さんも「半年だけ妹です」を書いたのではないかと思ってしまいました。私はcafe vivement dimanche(カフェ ヴィヴモン ディモンシュ)のオーナー、堀内隆志さんの本を読んでトリュフォー監督の” Vivement dimanche!”の存在を知りました。” Vivement dimanche!”といえば鎌倉にあるcafe vivement dimancheを思い浮かべる人も多いと思いますが、cafe vivement dimancheもトリュフォーの映画タイトルから取って店名にしたそうです。

最近は家でお茶の時間が増えたのでコーヒー豆の減りが早くなってしまいました。普段、コーヒーは外で飲むことが多いです。たまに自分でコーヒー豆を挽いて淹れたりしますが、自分で淹れたコーヒーはあまり美味しくありません。先日仕事帰りにdAb COFFEE STOREへコーヒー豆を買いに立ち寄りました。私の好きなエチオピアの豆を100gだけ書いました。200gにしなくて正解でした。大地くんの師匠であるLittle Nap COFFEE STANDの濱田さんのコーヒーの美味しい淹れ方の動画を見たので、私も美味しくコーヒーが淹れられるはずと期待してしまいました。しかし、期待どおりのコーヒーは淹れられませんでした。なぜでしょう、お店でいただくコーヒーとは違い、フルーティーさが全く感じられないのです。よく飲んでいる好きなコーヒーなだけに味の違いには敏感です。このコーヒーを美味しく淹れられた時にやっとコーヒーの淹れ方をマスターしたと言えるでしょう。

今日もコーヒーを淹れました。まだまだ美味しいコーヒーは淹れられませんが、コーヒー豆を挽く時のガリガリという音、お湯を注いでいる時に立ち昇るコーヒーの香りなど、コーヒーを淹れる工程は楽しいです。コーヒーブレイクには音楽は欠かせません。今日はベタな選曲ですが、SERGIO MENDES&BRASIL'66を聴きました。アルバム収録曲の”BERIMBAU”が好きです。コーヒーと一緒にいただいたのはココアシガレット。チョコレートかと思って買ったのですが、ミントの風味を感じるココア味のラムネでした。チョコレートと期待していただけにがっかりです。そして、急に玲子さんの焼き菓子が恋しくなってしまいました。。。

dAb COFFEE STOREはcontentsのCOFFEE AND MUSIC02.わたしのSmile Food。で紹介しています。