お客さんをちょっと待ってもらえますか？

ハラハラドキドキの２週間だった。

それは4月26日午前10時50分にAmazonで、パルスオキシメーターを発注することから始まる、しかも実家の分を含めて２個。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の特徴である急激に症状が悪化する背景に、サイレント肺炎（症状がないのに肺炎が進行している）が関係しており、血中酸素飽和度を調べるとよいという記事があったからだ。

Amazonで探してみると、すでに僕と同じようなことを考えた人が多数いて、ほとんどの納期は6月もしくは売り切れ。その中で、1週間程度で納品という商品があったので、それを注文。4月28日18時35分に商品を発送したというメールがあり、5月2日までの到着予定日まで商品が届くのを待った。

しかし、5月2日近くなっても、配送状況を示すステータスが変わらない。日本郵便のサイトでトラッキングIDを検索しても、拠点を通過しないと確認できないというメッセージ。5月2日を過ぎても以下のような遅延のメッセージが現れるだけになってしまった。

おかしいなと思い出品者のページを見てみると、僕と同じように注文した人たちがわんさかいて、同じく品物が届いていないと炎上している。注文の際、出品者を確認すればよかったんだけど、中国の業者だった。

コロナ騒動で単に物流が混乱しているだけならいいんだけど、実は発送してないんじゃないか疑惑がふつふつと湧いてきたので、念のために出品者に問い合わせてみると、翌日こんなメールが返ってきた。

「お客さんをちょっと待ってもらえますか？」。これがツボにはまってしまった。何度読んでも愉快な文章。こんな面白い文章が読めるなら、もう商品はもうどうでもいいや。プリントアウトして、町内に配りたいくらい。

で、昨日突然それは届いた。こんな素敵な梱包で。

化粧箱もつぶれてるし(笑)

ほんとにオモチャみたいで、ちゃんと作動するのかなと思いつつ、単4電池を入れてみるが動かない。

👆ねじの横に電池の入れ方が書いてあるけどちょっと見にくいので、得意のイラストを描くとこんな感じ。

おい、プラスとマイナスが逆だろ。しかも、説明書を見るとこんどは同じ向きで入れろと書いてある。どっちやねん。

この説明書の文章もなかなか味があって面白いんだけど、このままずっと話が終わらなくなっちゃうので、読みたい方はご連絡ください。で、電池の向きをいろいろ変えてみたら、やっとなんとか電源が入り、そして、僕の血中酸素飽和度は正常範囲ということが判明したのでした。めでたしめでたし。

で、あとはこれ何に使うのって？以前富士登山したときに8合目の衛生センター前でこれで測ってもらったことがあって、今年の富士登山にもってこうと思ったんです、考えたでしょ、えへん。でも、その後富士登山は…。

ということで、今日の教訓。Amazonマーケットプレイスを利用するときは十分出品者を調べてからポチッとしましょう。あれっ、そうしてないのはもしかして僕だけ？勉強になりました、はい。

そして、以下の配慮にも思い至りませんでした。こちらも反省です。医療関係者のみなさん、申し訳ありませんでした。