秋の首の冷え 〜野口晴哉先生講義録〜
2020.05.12 09:29
≪野口晴哉講義録より≫
秋の首の冷え
秋になって気温が急に下がり出すと、首の冷えによる体の異常が多くなる。
首が冷えると、体が浮腫んだり足が浮腫む。
特にひどいのは小便が出なくなったり、胃酸過多症から喘息、胸の痛みから背中の真ん中が痛んでくる。
また首が動かなくなるという兆候もある。
特に上下型(野口晴哉著、体癖論参照)は、この時期に影響を受け易い。
脳軟化症とか、惚けるとか、頭へ血が行かない傾向の異常は、左の胸鎖乳頭筋を三分~五分、熱い蒸しタオルで温めることがよい。
逆に脳溢血とか、目の角膜出血とか、頭の血が下がりにくい傾向による異常は、右の胸鎖乳頭筋を温めるとよい。
更に頚椎の上と後頭部の境の頚上を八分温めると、それが保つようになる。
写真
by H.M. デジカメ