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aya's lounge

伊達の十役@明治座

2020.05.12 12:50

こんばんは。


暑い日が多くなり散歩が夕方になっています。

テイクアウトも近場のお店で楽しむようになりました。


季節が進んでいます。



さて、5月と言えば、

明治座で歌舞伎公演を観た思い出がたくさんあります。


猿之助さんが本興行で

初めて「四の切」を上演したのも明治座でした。


猿之助さんの思い出以外に衝撃的だったのが、

2014年5月の幸四郎さん(当時 染五郎)初役の「伊達の十役」です。


伊達の十役は’三代猿之助四十八撰’の一つ。


七世團十郎が初演し、途絶えていたものを、

猿翁さんが昭和54年にほぼ新作として明治座で復活させました。


記事によると、明治座4月公演が大盛況となり、

急きょ7月歌舞伎座でも上演されたとか。


猿翁さんは9回演じているそうです。

私は当時の公演を観た方から散々(笑)伊達十の凄さを聞いていました。

だからいつか猿之助さんで観てみたいと思っていたのです。


でも猿之助さんは一度も演じていません。

猿翁さんはいろいろな方に自分の作品を

演じて繋いでほしいと思っていらっしゃるようです。


最初に伊達十に挑んだのは海老蔵さんでした。

何回か上演し、私も二度ほど観に行っています。


次に幸四郎さんでした。

ただ、お二方が演じる時にサポートするのは

常におもだか屋一門の皆様でした。


写真は幸四郎さんが初役で演じた時のポスターです。

一人で10役、40回以上の早替りがあります。


その10人が並んでいます(笑)

このポスターが大好きでした。


海老蔵さんで観ていたので、

幸四郎さんも一度観に行こうか。。。


なんて軽く思っていたのにハマってしまった(笑)

心意気に感動でした。


リピート×2。

千穐楽も追加してラストは泣いてしまった。


三幕構成で、

一幕で圧巻の早替りを見せ、

二幕は政岡のお芝居をじっくり楽しみ、

三幕では、これでもかの怒涛の早替り。


幸四郎さんは観るたびに芝居を深め、

早替りのスピードアップが尋常ではなかったのです。


途中、自分は誰なのかわからなくなってしまったのか、

セリフを間違え、アレ?みたいなこともありました。

でもそれが伊達十の壮絶さを物語っていました。


千穐楽では、

道哲の鎌の刃がパカッと取れてしまったのですが、

可笑し味ある道哲キャラですから、

その場でパカッとはめ直すという(笑)


客席は笑いが起きてました。

その後、その鎌を与右衛門として持つ時に、

刃がハマっているかアピールする幸四郎さんがまた笑えた。


この公演が楽しくて楽しくて伊達十が大好きになりました。


幸四郎さんはその後、博多座で演じ、

三回目はなんと幸四郎襲名公演でした!


もうこれにはびっくりしました。

おもだか屋の演目を自身の襲名でかけるとは。

幸四郎さんの愛を感じました。


それに感動して日帰り遠征で伊達十を観に行きました。


「裁き裁かれ、殺し殺され、生き変わり死に変わり、宙を翔び、地に潜り。。」


口上を聞いたとたんに私もスイッチが入ります。

さらにブラッシュアップされていました。

博多座まで行ってよかった。


こうして繋がっていくのだと、

観る側として体験させていただきました。


そこに猿之助さんがいなくても、

おもだか屋の芸が歌舞伎界に残っていく。


また幸四郎さんから誰かに繋がるのですよね。

猿之助さんでも観てみたいけどないかな。



新緑の中、明治座までの道を何度歩いたでしょう。

爽やかな風も思い出です。





aya。