ユーモアと多様性が溢れる街、ニューヨークらしさは街中の広告・標識・アートに表現されている
どうもこんにちは!ニューヨークでコリビング(Co-living)ビジネスを展開する「Crossover」で、2か月間ニューヨークの起業家支援プログラムに参加している長村伊織です。
起業家支援プログラムついては、プレスリリースをご参照ください。
ニューヨークの街中には「ニューヨークらしさ」を表現している作品がたくさんあります。
たとえば、走らないように注意を促すための看板、街中にある広告、スポーツウェアを着たマネキン。
これらが表現する「ニューヨークらしさ」は人々にたいし、ユーモアを交えて「あなたは、あなたらしくていい」といったメッセージを伝えていると思います。
そんな多様性に富んだ街、ニューヨークらしさが伝わる、さまざまなアートについて紹介したいと思います。
バナナの形をした看板?!クスッと笑ってしまうユーモアで注意を促す
とある商業施設にこんな看板が置いてありました。
さすがニューヨークはアート作品が集まったおしゃれな街だな、と感じた事例のひとつです。
ニューヨークは雪や雨が多く、商業施設では、よく床が濡れていて滑りそうになるため、「床が濡れています、滑ってしまうかもしれないので注意してください」というメッセージの看板がよくあります。
なんと、よく見てみるとバナナの皮の形をしています。
バナナ=滑る、という固定概念に沿った「床が濡れています、滑ってしまうかもしれないので注意してください」の看板です。
私生活にもアートが入り込んでくるとは、さすがニューヨークです。(笑)
これを見たとき、クスッと笑ってしまい、ちゃんと気をつけようと思いました。
同時に僕は、このようなおしゃれで、かつクールに注意喚起ができている作品に大変惹かれました。自分もおしゃれで、かつクールな方法や表現を通じて、世の中のためになるきっかけをつくりたいと思います。
街中の広告が表す、多様性豊かな街ニューヨーク
ニューヨークはタイムズスクエアをはじめ、とにかく街中に広告があります。
すごく印象的だったのは、広告1つひとつに多様な人種の、さまざまな姿が映し出されていることです。
たとえば、少しわがままボディな人が下着の広告でモデルをしていたり、黒人が白人に診察してもらっている医療系の広告があったり、と多種多様だなと感じました。
一方、日本の広告では、容姿が整った俳優や女優ばかりがモデルとして使われている印象です。
「これ、斬新!」といった感覚に陥る瞬間が少なく、心に残る印象的な広告はあまりないな、と感じます。
このように広告にも「多様性」というニューヨークらしさが表現されていたのは、強く印象に残っています。
アメリカの多様性を表現。「あなたらしさ」を尊重するナイキのマネキン
ナイキショップに行った際も多様性を感じる瞬間がありました。このマネキンです。
見るからに、スラッとはしていません。どちらかというと、少しわがままボディです。
たいていのスポーツコーナーでは、モデルのような体型をしたマネキンに商品を着用させて、販売プロモーションを行います。
ですが、ここナイキでは理想な体型ではなく、よりリアリティな印象を持たせています。
これは「どんな姿であっても、あなたは、あなたらしくていい」というアメリカらしい考え方から生まれたのではないか、と感動しました。
すばらしいことだと思います。
アメリカという国が、色んな国と地域からきた人々で成り立つ国だから、なのでしょう。
このような多様な価値観や考え方が日本でも広がると、より住みやすいよい国になるのだろうな、と感じました。
それにしても、ここニューヨークでは日常の中ですばらしい表現やアートを発見できて幸せです。
もしこれから自分が表現やアートを関わる際には、「メッセージ性をもちながら、人々を感動させられるか」を考えていきたいと思います。