「永遠の僕たち」を観ると、懸命に生きる、愛することの大切さを知る
2020.05.13 03:00
同性愛、ドラッグ、
高校生の銃乱射事件などをテーマに、
人間の感情の描き方を繊細に表現する
ガス・ヴァン・サントス監督が
ピュアで奇妙で美しい
ラブストーリーを生み出した。
タイトルは「永遠の僕たち」(原題は”RESTLESS”)。
交通事故で両親を失い、
自分も臨死体験をした少年と
余命3ヶ月の宣告を受けた少女の恋物語は、
とてつもなく美しく、また悲しい。
主演は「イージー・ライダー」監督・出演のデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーと、
女優ミア・ワシコウスカ。
そして特攻隊員の幽霊役で
加瀬亮が出演しているところが印象深く、
「死」をテーマにした
美しい作品となっている。
ハリウッドの異端児として波乱に富んだ
人生を歩んだデニス・ホッパーに
そっくりの息子が個性的に映る。
また女優のミア・ワシコウスカが
透明度の高い女の子を演じているのが、
映画を美しくしている。
この監督の持ち味が
旧日本軍の特攻隊員を
幽霊として登場させるのが
一捻りある映画として印象付ける。
「愛」とは、「死」とは。
死後、残された人間と
去った人間の絆をとりもつものは、
といった問題がさりげなく流れていく。