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山岸産業医事務所

コロナウイルスと在宅勤務 コロナうつに関して

2020.05.12 22:29

コロナうつ、在宅うつ、に関しては、私が受け持っている他社様でも見受けられます。


具体的には、

① 急に外出を自粛するようになり、気分が憂鬱。

② 自宅が在宅勤務に適した環境でない場合(自室の有無や、家族の協力体制の有無)など、本人は出社するよりも在宅勤務のため、かえって負担感が増す場合がある。

③ 今後の事態収束までの道のりが見えず、収入減や身分(雇用)の不安などの増大。


というような事態です。


ですが、今の政府・世論の要請としてステイホーム、在宅勤務が声高に叫ばれている中、自分だけは出社したい、という社員の希望をむやみに受け入れることが難しい会社が多いのが実情です。


社員の家族の理解・協力を依頼したりするなど、なるべく協力してもらう、あるいは、出社の代わりに散歩等の体調維持目的のウォーキング等に充てたいということであれば、有休等を利用する等、まずは社員個人で対応可能な部分から実施してもらうのが良いのではないかと思われます。


これまでは、在宅勤務をするということは、成果を求められるというプレッシャーも同時にあったはずですが、緊急事態宣言が出ていた状況下においては、在宅勤務は社会貢献の要素もあると考えられ、在宅勤務の際に短期間で十分な成果物を出せない、ということもやむを得ないのではないか、と私は感じており、そういった状況に対して会社様のご理解も大切なのではないかと思われます。