#0086. 瀧本 幹也
With hope
この様な難局に直面した時、何も出来ない自分の非力を感じます。
せめてもの気持ちとして、医療従事者の方々への心からの感謝と
敬意を込めて、暗室に入り願いを込めて五十枚露光しました。
今回のコロナ渦は、自然界から人類への警告とも受けとれます。
文明に生きる人たちは、これからの世界を、自然との関係を、
この機会に一度立ちどまり、考え直さなくてはいけません。
明るい希望を込めて。
1974年愛知県生まれ。藤井保に師事の後、広告写真をはじめ作品や、
映像では映画やコマーシャルフィルムの撮影を手がける。
主な作品に、『BAUHAUS DESSAU ∴ MIKIYA TAKIMOTO』(PIE 2005) 、
『SIGHTSEEING』(リトルモア 2007)、『LOUIS VUITTON FOREST』
(LOUIS VUITTON JAPAN 2011)、『LAND SPACE』(青幻舎 2013)、
『GRAIN OF LIGHT』(青幻舎 2014)、『海街diary』(青幻舎 2015)、
『Le Corbusier』(2017)、『CROSS OVER』(青幻舎 2018)がある。
近年の展覧会では、『FLAME / SURFACE』(GALLERY S 東京 2017)、
『CHAOS』(Clémentine de la Féronnière パリ 2018)、『CROSS OVER』
(LAFORET MUSEUM 東京 2018)、『隈研吾展』(東京国立近代美術館 2021)、
また『建築 x 写真 ここのみに在る光』(東京都写真美術館 東京 2018)で
『Le Corbusier』を出展。The Metropolitan Museum of Art (ニューヨーク)、
東京都写真美術館(東京)などに、作品が収蔵されている。