Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

伊藤 瑳紀✴︎Violin

初ライブ配信

2020.05.13 07:59

こんにちは!


しばらく更新をさぼってしまいました。

先日、お世話になっているクラシックバーのオンライン演奏会で初めてライブ配信をしました!

ピアニストとの共演も自粛せざるを得ない状況なので、いつも一緒に弾いてもらっているピアニストにピアノパートだけの音源を撮ってもらい、それに合わせて演奏という形になりました。

メインにはバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番を演奏致しました。

久しぶりにバッハをみっちりさらいましたが、何度弾いても難しくて心が折れそうになりました…笑あの私のヴァイオリンに一度も興味を示したことがない姉が、「最近よく練習してるね」と言ってきたほどです。。


バッハの難しさはやはり多声をヴァイオリン一本で表現することだと思います。

多声ということはもちろん重音も多くなりますし、重音もただ弾いているだけでは多声に聴こえない。自分の手ごたえと実際の演奏にこんなにも落差が出る作曲家はバッハだけだと思います。笑


また、私が使っているインターナショナル版にはバッハの自筆譜がついているのですが、

バッハの自筆譜とてもきれいなんです。



昔先生に、バッハの音楽は自筆譜自体が芸術で、この自筆譜の流れ通りに弾いたら音楽になる、と言われたことがありましたが、その意味を何年越しかに理解できた気がします。

特に緩徐楽章はそれが言えると思います。

細かい音符は次の和音へつながる橋となっていて、その橋の到達点が見えていないと、とても平坦な演奏になってしまいます。


ライブ配信の感想としては、やっぱりお客様の反応が見られないのが残念ですね。

最初聴こえているか確認するのに時間がかかりました。笑

それでも久しぶりに演奏を聴いていただいていると思っただけでアドレナリンが出て、本番の演奏ってやっぱり熱くなるなーと思いました。

ご興味ある方は、こちらのオンライン演奏会毎日開催しているので、ご検討ください。



それでは今日はライブ配信時の愛の挨拶を添付致します。

お聴きください。