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リコーの事業共創プログラム『TRIBUS』が募集開始、社内起業家とスタートアップを支援

2020.05.16 07:05

【ビジネス報道】 リコー(7752.T1)は、令和二年五月十三日より社内起業家とスタートアップを支援する事業共創プログラム『TRIBUS(トライバス)二〇二〇』の募集を開始した。既存の枠組みに捉われない価値創造に向けてオープン イノベーションを加速する。


このプログラムは、スタートアップ企業や社内外の起業家の成長を支援して事業共創を目指すアクセラレータ プログラムで、昨年度から行っている。二年目となる本年度は、プログラム名称を変更し、「次の当たり前になる」をテーマに働く人の創造力を支え、新時代のビジネス アイデアを広く募集したい。八月七日が締め切り。


以下が募集領域。

  1. 仕事における生産性の追求から人間性・創造性の追求へ
  2. 5G時代の対面/遠隔コミュニケーション革新
  3. 個人に着目した、働き方・産業構造・社会像のデジタルトランスフォーメーション
  4. 脱炭素社会と循環型社会実現のための課題解決
  5. その他(リコーグループの既存事業領域)


以下が同プログラムの特徴。

  1. 社外のVC(ベンチャーキャピタル)の方によるジャッジ
  2. スタートアップと社内起業家の助け合いと高め合い
  3. リコーグループのリソース活用を含めた柔軟なサポート
  4. リコーグループ社員が参加者の要望に応じてサポートする「サポーターズ」登録制度


併せて、説明会と募集領域に対するリバースピッチも六月より実施。複数回をオンライン配信で予定。統合ビジネス プラン コンテストは十月中旬、アクセラレータ プログラム期間は十月下旬から三年二月下旬、成果発表会を三月上旬に予定している。


テーマの「次の当たり前になる」とは、何か。同社の創業者・市村清(庚子)の経営哲学に「儲ける経営より儲かる経営」がある。「儲けようとすれば自ずと限界が訪れる。けれども世の中に求められるものを事業にし、その事業が当たり前の世の中になる事で自然と儲かり、その利益は無限に広がる。」との市村の言葉を受け、当たり前から求められているものを発見し、共感を得られる形で社会に実装すると、「次の当たり前になる」という。


画像:㈱リコー