ピストバイクにラックを装着!意外なほどにマッチする"ADEPT(アデプト)"のフロントラック!
スポーツ自転車にはラック(カゴ)がない
この記事を編集している今の時期は7月。初夏というより、もうしっかり夏ですね。
さて、夏になると。
きっとすべてのピストバイクやスポーツ自転車愛好家の皆様が同じ悩みを抱える事でしょう。
スポーツタイプの自転車は、基本的に競技用。ラック(カゴ)が有りません。そこで出てくるのが
カバンを背負うと背中熱い問題。
リュックやメッセンジャーバッグなどの「背負い系カバン/バッグ」は、
- 多くの荷物をしっかり運べる
- 両手が空いて自転車の操作がしやすい
など、たくさんのメリットがあります。
じっさい、リュックタイプはピストしかりロードしかり、スポーツ自転車に乗る上でもっとも優秀なバッグと言えます。
使い勝手はもちろん、安全面の上でも。
しかして気温や湿度が高いシーズン、特に夏になると、サイクリストの背中に対してとたんに牙をむきます。
蒸れるし暑いし、汗をかくし。
これに対する打開策はただ一つ。手ぶらスタイルです。
とはいっても普段乗り/街乗り/通勤の際に、常に手ぶらのミニマリストはなかなか少数派でしょう。
「え!自分つねに手ぶらっすよ!」
ほお、それはうらやましい限り。
自転車とラック(カゴ)の関係
ときに、自転車にラック(前かご)が装着されるようになったのはいつ頃かご存知でしょうか。
日本においては昭和30年ごろから前かごが装着されるようになったそう。
意外と最近に感じませんか?
参考資料:[自転車文化センター]様のサイト内ファイルより
▲おもしろいですよ、是非読んでみて下さい▲
いまや町中のいたるところで見かける、俗にいう「ママチャリ」ですが、ほぼ確実に販売時は前かごがついていると思います。
昭和30年台以前、じつは標準装備ではなかった「ラック(かご)」。
利便性に優れたママチャリ/シティサイクルですら、歴史をたどればカゴなしスタイル。
利便性を想定しないスポーツチャリにカゴが無いのは当然といえば当然です。
利便性の化身。ストリート最強の電動ママチャリ
【YAMAHA:Pasシリーズ】
ですが耐え難い背中の不快感。
そんな時は、昭和30年代中盤よろしく、「ラック(カゴ)の後付け」にトライしてみましょう!
ピストにもラック(前かご)は付けられる
先ずは上の画像をご覧ください。いかがでしょう。
ばっちりラックが装着されてますね!
ベースの車体は"SKREAM MAGNUM(スクリームバイクス マグナム)"。トリプルバテッドアルミチューブでカリカリに速いピスト(トラックバイク)です
SKREAM BIKE<<のリンク
鉄系フレームのクラシックなピストバイクに装着する例が多いラックですが、案外レーシーなフレームにもマッチします。
カスタムベースとして優秀なサーリー(※過去記事)などのフレームにはもちろん、本来の競技らしさを備えたアルミフレームでも、意外なほどハマるこのラック。
無駄を省いたシンプルなピストバイクに、これまた無駄を省いたラックを装着することで、外観をそこなわずに拡張できています。
これは【ADEPT】の"トラスポーターラック"。
すでに知っている方も多いと思われる定番のフロントラックです。
使い勝手に優れ、重量は570gと軽量に抑えつつ耐荷重は10kg!
付属のアダプターを使えば、このSKREAMのようにパーツ取り付け用のダボ穴が無いカーボンフォークにも取り付け出来ちゃいます。
つまり
ほとんどすべてのピストに装着可能!(いまのところ取り付け出来なかったという話は聞きません。。)
ステーはハブナットで締めて、天板部分の基部はフロントブレーキで締めて装着します▼
さらに、バンドを併せて使えば、荷物をしっかり固定できます◎▼
ピストバイクをもっと使い勝手よく、乗りやすく
暑い季節はぜひ手ぶらで自転車に乗りたいものです。
シティサイクルより軽く、街乗りでも活躍する丈夫なピストバイク。せっかくなら本来の爽快な乗り味を生かしながら、利便性も手に入れたいところ。
フロントラックを装着して、今年の夏は背中すっきりで乗りきりましょう。
miki