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シンプルな作品を作った時、販売する上で大切なこととは

2020.05.14 16:35

皆さんこんにちは。

M's craftのブログへようこそ。


今日は「シンプルなハンドメイド作品について」ちょっと語ろうと思います。


皆さん、シンプルな作品好きですか?


私は結構好きな方です。


ハーバリウムやドライフラワーボトルで言えば、一本だけお花が入っているものとか。


ドライフラワーリースも、本当は、紫陽花だけのリース…というのが作ってみたいと思ってます。(けれど、思ってるだけで一回も作ったことがありません)


一本だけお花が入っているハーバリウムやドライフラワーボトルを、何本か横に並べてもおしゃれだろうなぁ、と思います。


でも、そう思いつつもこれまではあんまり作ってきませんでした。


なぜなら。


シンプルな作品は、簡単に作れるから真似されやすいからです。


真似されやすいってことは、誰にでも作れそうって見た目であり、作品としての価値が出にくいということ。


ストレートに言うならば、売れにくい。


だって、その人から買わなくても似たようなものがどこでも買えそうだと思われてしまうからですね。(少し前はそれでも買ってくれる方はいましたけれど、今はお花作家さんがとにかくすっごく増えましたからねぇ~)


売れなければ、ハンドメイド販売も楽しく、長く続けることができません…。


そしてもう一点。


たくさんのお花が使われている作品や

複雑に組み合わせているお花の作品の方が売れやすいという印象があります。

そういう部分は、作家さんのセンスの見せ所でもありますしね。


別に細かく統計を取っているわけじゃありませんけど、そんな印象があります。


なので、シンプルな作品…はいつからか避けてたんですが、ここ最近ようやく私好みのシンプルな作品に付加価値を付けることができてきました。

例えばこれ↓は


瓶の中に青いドライ紫陽花とモスを入れただけの、とてもシンプルな作品です。

(こちらは非売品です)



パッと見はよくあるような作品ですが、簡単に真似されることはありません。


まず、使用している紫陽花がちょっと変わった品種で、しかも紫陽花なんて色変わりが様々で一日一日色味が少しずつ変わってきますから、同じ紫陽花は難しい。


そして、紫陽花のドライフラワーが一般的なものではなく、生花そっくりタイプのルミエールフラワー。(特殊乾燥法でも同じようにできますが、まだそれほど広く普及しているわけではありませんしね。)


それから、この瓶のふた。


はい。

自分でこだわってペイントしてます。


以前は、瓶のふたまでペイントするなんて、面倒!!


ってすごく思ってました。(たまに塗ってましたけど。)


けれど、どこにでもある瓶がフタによって唯一無二の瓶に生まれ変わるので最近はとても好きになりました。


大変ですけどね。


上の画像のシンプルな白いフタも、何回も時間をかけて、塗り重ねてます。


シンプルな作品だけど、とても手間暇かかってるのです。


だからこそ、真似されにくて、付加価値のついたハンドメイド品になるということです。


…と私は勝手にそう思ってます。


そして、「こういうものが作りたいな」という理想のイメージに、より近づくようになりました。


多分、このブログを読んでくださってるのはドライフラワーに興味のある方、なかでも作家さんが多いかと思うのですが、


シンプルな作品を作り、それを売るためには作品のどこかに付加価値をつける、ということがより重要になってくるのじゃないかなと思います。


付加価値がなければ、価格勝負(どれだけ安いか…)になってしまいます。




しかし、そういうシンプルな作品が売れるかどうか?は、また別の努力が必要になります。


それについては、長くなりましたのでまた別の機会にでも。