on going
2020.05.15 01:32
上部からの採光にはいつもハっとさせられる瞬間があります.
屋根に開口部を設けることは物理的にはリスクがあるものの,リスクをも忘れてしまうような,言葉ではなかなか説明できない嬉しさで満たされるのです.
この住宅には外壁に面した開口部を必要最低限設けているものの,日常生活の中で核となる採光は,上部からの陽光により確保しています.
住宅という場は単に明るければ良いというものではなく,時間帯やその日の天候,季節などを感じ取り,日々の営みの中でその移ろいを見つけ,また 選択できる場となるように心がけています.
後少し,良い住宅となるよう最後まで監理します.