Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Stay Home!ーコロナストレスの中で、マインドフルアートセラピー

2020.05.15 17:13

コロナ禍、五月の晴れ間に、素敵なアートセラピー好きのお客様を教室にお迎えしました。

輝く陽光の中で一期一会のマインドフルな精神が、アートセラピーの表出を後押ししました。

今回のアートセラピーはマインドフルアートセラピーのマインドフルネスの要素をテーマ(1)に盛り込みました。以下はマインドフルネス自体の説明です。マインドフルネスは第3世代の認知療法の1つです。

『マインドフルネスとは今の瞬間の現実に常に気づきを向け、その現実をあるがままに知覚し、それに対する思考や感情には囚われないでいる心の持ち方、存在のありよう。ここで言う「現実」には、自分の身体の外側で起きる「公的出来事」だけでなく、自分の心身の中で起きる「私的出来事(思考、感情、記憶、身体感覚など)」も含まれる。つまり、私的出来事に対する思考や感情にも囚われない、ということを意味している」【熊野宏昭:新世代の認知行動療法.日本評論社,2012】

因みに、アートセラピーは心理療法の一つであるのです。元来、ユング心理学にそのルーツを置いていると言われて来ています。ユングは心の深い潜在した部分にあるものが表出されることに重きを置いていました。表現が進むと、無我の境地に<創造の瞬間>が降りて来ます・・創造的飛躍・・その時が、抑圧されていたものが自由になった瞬間です。それは、日常的に人のなかで無意識の奥深くに抑圧されている。それがイメージの力を借りて外に表出されるときで、正にアートセラピーが行われています。

制作(アートセラピー)のステップ

(!)雑草や野の花を摘む

  外界であるがままの小さな自然に触れ、囚われない心で摘む。

(2)巻物に置きイメージ化し、定着する

  家の中の空間に入り、紙の上で雑草や野の花はイメージとなる。

(3)さらに雑草や野の花を色の水に浸し、紙の上に痕跡を残す。

  新しい視点が増えていくことで、心が柔軟になっていく。

(4)創造的飛躍へ

  雑草や野の花の痕跡から触発され、多視点も生まれ、刺激から筆が自由に動いていく。

・・・・・・・→ → →

(!)

(2)

(3)

(4)