Sony DT30mm F2.8 Macro SAM (SAL30M28) を購入
久しぶりに、レンズを購入しました。 Sony DT 30mm F2.8 Macro SAM (SAL30M28) です。
マクロレンズは、 TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 を持っています。TAMRONの初代90mmマクロレンズが発売されたのが1979年。一眼レフがフィルムから撮像素子に変わっても人気は衰えない銘玉です。特にとろけるような柔らかいボケは素晴らしく、花などのマクロ撮影だけでなく、ポートレートなどでも真価を発揮します。私も大好きなレンズのⅠ本で、2008年にそのレンズを購入して以来、マクロレンズはその1本だけ、そして何の不満もなく撮影を楽しんで来ました。
では、なぜ今回、新しいマクロレンズを購入したかというのと、その最大の理由は焦点距離、つまり画角です。
マクロレンズは、90mmから100mm前後が多く、特に交換レンズメーカーのタムロン・シグマに広角側のマクロレンズはラインアップにありません。これは撮影時のレンズ先端から被写体までの距離(ワーキングディスタンス)を考えると自然です。つまり、マクロ撮影は大きく寄った像を撮影します。その際に、焦点距離が大きければ、被写体から離れた場所からでも寄った像が捉えらるので、ネイチャー系では被写体を脅かしたり(遠くから昆虫を撮影する等)、より過ぎて自分の影か被ってしまうことも防げます。一方、望遠であるが故に、捉えた被写体は大きく移りますが、その背景は非常に限られた狭い範囲になります。
そこが、30mmという焦点距離の大きな特徴で、私のα77IIはAPSなので、焦点距離は45mmになります。
さて、まずは外箱から。αの交換レンズではお馴染みの見慣れたカラーリングです。
レンズ本体は、直径70mm、長さは45mmと非常にコンパクトです。はじめてレンズの一つなので外装はプラスチック製です。このあたりは値段相当ですが、お陰で値段が安いので買いやすく製品になっています。
これに用意した保護フィルターは HAKUBA XC-PROエクストリームレンズガード 49mm です。
保護フィルターを付けた状態です。
実はこのレンズ、レンズフードが付属してきません。レンズの最短撮影距離は12.9cmです。私の愛機α77IIだとレンズ先端まで9.5cmなので、レンズ先端から被写体までは3.4cmです。これだとフードが被写体にあたってしまうので、付属していないのだと思いいます。
さて、前述した画角の違いを確認してみます。比較対象はもちろん、TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACROです。まずはスタジオボックスを使って、人形とその後ろに置いたプリザーブドフラワーの見え方で比較してみます。
後ろに置いたプリザーブドフラワーの見え方が全然違います。次は公園で花壇を撮影した写真で比較します。
こちらも一目瞭然で、背景に入る花の見え方が全然違います。この画角の違いを、どの様に旨く構図に活かせるかがこのレンズでの撮影のポイントになりますね。色々と試していきたいと思います。