疫病撃退・アナフィラキシーショック
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200404-00171439/
【「BCGワクチンが新型コロナに有効」は本当か?】
https://cellbank.nibiohn.go.jp/legacy/visitercenter/lecture/microbiology/immunology02.html 【免疫の仕組み】
アレルギー反応
パスツールやコッホは伝染病の病原菌を弱毒化すると、その伝染病を予防できることを一般化し『ワクチン』を治療に応用しました。そして、その後伝染病にかかった動物やヒトの血液(血清)が実際に伝染病を予防していることが明らかになり、『弱毒化した病原菌』は動物体内で何をしているのかという点と伝染病にかかった『動物の血清』が何故病気を予防するのかとの疑問が出てきました。
アナフラキシー
カツオノエボシというクラゲから抽出した毒素を一定量(致死量)以上犬に注射すると犬は死にますが、それ以下では死ぬことはありません。フランスのリシェは、致死量以下だったために死ななかった犬に対して数週間後にもう一度少量の毒素を注射しました。通常この量で犬は死ぬことはなないのですが、リシェが2度目に注射した犬は死んでしまったのです。
リシェは、この現象は免疫とは逆の反応であると考え、『無防備』を意味するギリシャ語から『アナフラキシー』と命名しました。この現象についてリシェは毒素たんぱく質はアナフラキシーを起こすきっかけに過ぎず、動物の血液に存在する物質がアナフラキシーの直接の原因ではないかと考えました(1900年ごろ)。
ワクチン作用を示した弱毒化した病原体やアナフラキシーを起こした原因物質は『蛋白質』で『抗原』と呼ばれることになりました。『抗原』が血液中に侵入すると血液中では免疫グロブリン(IgE)が生産され、作られたIgEはマスト細胞の受容体に結合して長期間血液中に存在します(待機)。そこに再び同じ抗原が侵入してくるとマスト細胞の受容体に結合していたIgEに結合してマスト細胞は活性化されるのです。活性化されたマスト細胞はヒスタミンなどの生理活性物質を多数放出しアレルギー症状を引き起こすのです。
生理活性物質には末梢血管を拡大したり平滑筋を収縮させたりする効果があります。
(図:石田寅雄、ノーベル賞から見た免疫学入門、化学同人、2002年)
ワクチンによるアナフラキシー
パスツールらが開発した『ワクチン』は毒力を弱めた菌です。病原性細菌には様々なタンパク質が発現されていて、病原性を示すタンパクと抗原性を示すタンパクは異なるのが普通です。そして、病原性のあるタンパク質だけの活性を失わせたのが弱毒株でした。免疫したのは、それとは別のタンパク質だったと言って良いでしょう。
その後、遺伝子の解明が進むにつれて、病原性に関与する遺伝子のみを人工的に破壊すれば、有効にワクチンを作ることが出来るのではないかという考えが生まれ、現在こうした新しい考えに基づいたワクチン開発が進められています。
アナフラキシーという現象は、当然ワクチン接種後も起こりうる現象ですが、これは血清療法において深刻でした。たとえば、北里柴三郎が開発した破傷風ワクチンは、当時馬を破傷風菌で免疫して作りましたから、これで治療を受けたヒトの血中には馬の蛋白に対するIgEが大量に出来ます。そこでもう一度同じ血清療法をおこなうとアナフラキシーを起こしてしまうということが知られています。
良く病院で治療を受けるときにペニシリンに対する過敏症が無いかどうか尋ねられますが、ペニシリンによるアナフラキシーを心配してのことなのです。
抗原と自己タンパク質
私達の体は常に外部の攻撃にさらされています、雑菌の侵入や蚊の刺されなどがこれにあたります。体内に入ってくる攻撃物質が抗原というわけですが、抗体が待ち構えていて抗原と結合して無力化するというわけです。
ワクチンの研究は、体外の『抗原(たんぱく質)』が侵入するとそれを無毒化する物質が血中に出来ることを明らかにしました。これが IgE というタンパク質で、侵入者に結合して無毒化してしまうのです。そして、この IgE はマスト細胞と共同してヒスタミンの放出を促し、アナフラキシー(アレルギー反応)も起こすのに関わっていることが明らかになりました。
しかし、考えてみると不思議なことです。外部から侵入してきたタンパク質に対しては抗体があり、自分自身が持っている膨大な数のタンパク質には抗体は出来ないのですから。何故なのでしょうか?
この疑問を解くのはなかかなの難問でした。
最初に提案された魅力的な考え方は、IgEは鍵と鍵穴、あるいは酵素反応の際の酵素と基質、のように抗体(IgE)と抗原との形がビタッと合って結合するのでは無いだろうかという鋳型説でした。しかし、何故外部から侵入したタンパク質にそのような鋳型が出来て内部のタンパクには出来ないという点がわかりませんでした。
http://www.hiroshima.med.or.jp/pamphlet/256/5-2.html
【どんな場合にアナフィラキシーを疑うのか】 より
アナフィラキシーは重症になると死に至る可能性のある一刻を争う病態です。食事を摂った後、ハチに刺された後、薬を飲んだ後に体の異常を感じた場合にはまずアナフィラキシーを疑い、早期に認識・対処および治療をすることが重要です。
特徴は、診断基準の項目には血液検査などの検査は含まれておらず、アレルゲンへの曝露の有無と臨床症状、所見だけで判断されているということです。
医療現場でもそれだけ急ぐ緊急の疾患と捉えられていると考えてください。病院前の現場においても、じんま疹や顔のむくみなどの皮膚症状や咳、嗄声、発声困難、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)といった呼吸器症状などから判断します。血圧低下の症状としては、めまいや気の遠くなる感じ、倦怠感、重篤な場合は、失神や失禁などがあります。嘔吐や腹痛、下痢などの消化器症状もアナフィラキシーの症状であることを知っておくことが大事です(。じんま疹などの皮膚症状がある場合はアナフィラキシーの徴候として判断しやすいですが、皮膚症状がなかったとしても既知のアレルゲンに曝露された(以前に小麦アレルギーと診断されている人が偶発的に小麦を摂取した等)際に呼吸困難やめまいを訴えた場合にはアナフィラキシーを疑う必要があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%97%E8%A1%80%E6%B8%85 【抗血清】より
抗血清(こうけっせい、英: antiserum)とはポリクローナル抗体を含む血清。抗血清は多くの疾病の受動免疫を伝達するために使用される。
過去のヒトの生存者からの受動抗体の導入はエボラ出血熱に対する唯一有効な治療法である。
ポリクローナル抗体とは動物に抗原を投与して得られる抗体分子の総称。
ウサギやヤギに対して免疫して作ることが多い。作られた抗体はウェスタンブロッティングや免疫染色などで、抗原の検出に用いられる。主に血清として回収されるため、抗血清とほぼ同義である。モノクローナル抗体と対比される概念で、複数の抗体産生細胞に由来する抗体群を表す言葉として、モノクローナル抗体の発明の後に広まった。抗原は一般に複数のエピトープを含むため、病原体の感染などにより自然の状態で生体に誘導される抗体は、すべてポリクローナル抗体である。複数の部位を認識するため、免疫沈降法においてはモノクローナル抗体よりも適しているが、非特異的吸着も起こりやすい。
血清療法
動物(馬など)に、毒素を無毒化・弱毒化した上で注射し、毒素に対する抗体を作らせる。血清療法は、この抗体を含む血清を、病気の治療や予防に用いる方法である。例えば、ニホンマムシやハブの毒素に対する抗体を、馬に作らせる。マムシ等による咬傷の際、この血清を患者に投与して治療する。ただし、馬血清はヒトにとって異物であるので、投与の際にはアナフィラキシー・ショックと遅延型アレルギーに対する十分な注意が必要である。
1925年アラスカでジフテリアが猛威を振るったとき、犬ぞりで血清を届けた話は有名(バルト参照)。
歴史
血清療法は、1890年12月4日に北里柴三郎とエミール・ベーリングが連名で論文「動物におけるジフテリアと破傷風の血清療法について」において、血清療法の発見を発表したことにより始まる[1]。北里柴三郎は破傷風を、エミール・ベーリングはジフテリアを研究し、特にジフテリアの場合はエミール・ルーのジフテリア毒素の発見もあって血清療法の進展にとって画期的なものとなり、後の第1回ノーベル生理学・医学賞受賞に繋がった[2]。ただし、ベーリングのジフテリア血清療法は、北里の破傷風血清療法を基にしたものであり、ベーリング本人も北里あっての受賞であることを認めている[3]。
こうして生み出された血清療法だが、運用されていく上で効果が確実ではないことと副作用の存在が課題となった。血清療法の問題点は血清中に抗体以外の物質が多く存在し、副作用や効力を弱める因子となっていたことだった。そのため、血清中から抗体のみを抽出する方法が研究され、純度の高い免疫グロブリン製剤が生み出されるに至り、多くの問題点が改善された。しかし、それでも医療現場からはより純度の高い抗体が求められ、1953年に東北大学で開発されたハイブリドーマ技術によって、1970年代にモノクローナル抗体が発明される。モノクローナル抗体は動物由来の血清を使用しない点で特色があり、血清によらずして抗体を生産する手法は1990年代から実用化されていく[4]。一方ではヒト化抗体の研究も進められており、特にエボラ出血熱では生存したヒトから取り出した抗体が使用された。
https://www.facebook.com/nachuhome/photos/a.170558433152376/436510443223839/?type=1&theater 【<アナフィラキシーショックの特効薬>】
こんにちは!
日本ホメオパシーセンター世田谷若林の清瀬純子です。
叶美香さんが緊急入院されました。
原因はアナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックは、急性のアレルギー反応で、ショック状態になり、呼吸困難、じんましん、むくみなどの症状が一気にあらわれ、死に至ることもあります。
実は、私がホメオパシーを知りホメオパスの勉強を始めたのも、家族のアナフィラキシーショックがきっかけでした。
美香さんは、咳止めを飲んで急性アナフィラキシーショックをおこされたそうですが、私の家族も鎮痛剤の「ナロンエース」を飲んだのが原因で、呼吸困難になり緊急入院をしました。
薬のアレルギーは、初めて飲んだ時には特に問題のない薬だったのが、体に入った時に、その薬の抗体が出来てしまい、数日後、2度目に飲んだ時、体が過剰に反応してショック状態になってしまう症状です。
ですので、どの薬が大丈夫なのかのテストをしてしまうと、そのテストをしたばかりに飲めない薬が増えてしまうという現象が起きてしまうのです。
こうなると、やはり薬はとらずに生活する事が、どんなに大切な事かわかりますよね。
さて、
もしもアナフィラキシーショックに陥ってしまったら、
救急車を呼ぶまでに是非摂って欲しい、特効薬ともいえるレメディがあります。
エイピス+エス+シー Apis.+S+C
Apis + Suzumebachi + Chadokuga
このレメディは、マイクロキットの中に入っているコンビネーションレメディでアナフィラキシーショック以外に、蜂、虫さされ、毛虫の害などにも有効です。
外出される時には、マイクロキットを持ち歩くと安心ですね。
風邪薬、咳止め、鎮痛剤、どんな薬も、いつアナフィラキシーショックを起こすかわかりません。
困った時は、安心なホメオパシーのレメディで対処しましょう。
それではまたね(^^)
By じゅんじゅん
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日本ホメオパシーセンター世田谷若林
清瀬純子
ヒスタミンのレメディもアナフィラキシーショックにおすすめですよ。
レメディを新しくされたら、電磁波防止の袋に入れたり、アルミホイルで巻くなど工夫して持ち歩くようにして下さいね(^^)