窓の位置って大事
こんにちは。住まいのおせっかい家です。
窓の位置って大事なんですよ。
なぜ位置が大事なのか。
【構造】
窓があるということは壁がないということですよね。
壁は家を支える部分になります。
柱で建てる木造軸組工法なら、壁の中に筋交(すじかい)という斜めになっている木材か入っていたりします。
だから、強度的にここは壁が必要という部分は窓に出来ないんですね。
もちろん、他の部分で補強することもできますが、家の四隅や上下階で揃えた方がいい場所などもあります。
【見える景色】
窓があるということは、家の外が見えるという事になります。
窓から見える景色も意識したいですね。
お隣の窓と位置をずらしたり、エアコンの室外機や給湯器からはずらした方がいいです。
庭が広かったり、目隠しの壁があったりすれば気にしなくてもいいですが、音の問題もあるので分かっていたら、ずらしたほうがいいですね。
【日当たり】
窓がある位置から、太陽の光が室内に入ってきます。
南側だけでなく、東や西からも入ってきますし、北側の窓でも外が明るければ室内も明るくなります。
夏の太陽の角度と冬の太陽の角度も違ってきます。
特に西側に大きな窓を作ると、夏に長い時間日当たりが良くなるので注意した方がいいですね。
屋根についてる天窓は、南側にあると、夏場の暑さがすごい事に。
どうしても必要な場合は、ロールブラインドなどで光を調節する必要があります。
【風の通り道】
開けられる窓は、風が入ってきます。
でも、窓がひとつあるだけでなく、出口になる窓がないと風は室内に入ってきません。
風は曲がったりしにくいので、出来れば反対側にある方がいいです。
そして、高低差もある方がいいです。
同じ高さの窓よりも、低いところから入って高い位置に出口になる窓があると、風が通り抜けやすくなります。
昔のぼっとん便所だと足元と高い位置に窓がありませんでしたか。
外に風が吹いてなければ、風も入りにくいのでどんな風に風が流れる場所なのかも大事ですね。
【デザイン】
家の中だけでなく、外から見た時のデザインは、窓の位置が需要です。
最初の構造にも関係してきますが、窓の位置が揃っているという事は、壁の位置も揃っているという事になります。
外から見て、バラバラな位置にある窓より、上下のバランスが揃っている方がいいですね。
【使いやすさ】
窓があるということは壁がないということでしたよね。
だから、家具が置きにくいです。
テレビはどんどん大型化してますから、窓にかからないように広めな壁が必要ですよね。
食器棚や冷蔵庫の置き場所なども考えないとですね。
エアコンも大型のものだと、窓の上の空間に収まらない場合もあります。
カーテンレールの位置や大きさにも関係してきますからね。
窓の位置って大事すぎますね。
これに、窓の形状やアルミサッシの性能、ガラスの性能なども関係してきます。
金額がそんなにアップしないで実現できる工夫もあります。
迷っていたら、おせっかい家にご相談ください。