【後編】ペット火葬のこと。
引き続き、この記事では
ペットが旅立った後の
お話を書いています
大切なペットの死は
何年経っても辛いものです
初めに書いておきますが
まだ悲しみの中にいる方は
読まない方がいいかもしれません
だけど、私の経験が
もしかしたら
誰かの役にたつかもしれない
その思いから、
この記事を書きます
この後編では
火葬当日の事を書いて行きます
(く〜かわい!)
いつもより交わす言葉の少ない朝
私たちは黙々と
出発の準備を進めました
ふと、
ハルが旅立った日を思い出す
娘の無邪気さが突き刺さり
遊んで〜の声に
応える気力もなかった私は
お別れに来た実母に少しの間
娘を連れて帰ってもらいました
ハルの亡骸と、私たち夫婦
いつもは4つの魂がある空間に
本物の静寂が横たわる
何をしていても止まることのない涙は
悲しみや、寂しさを
さらに大きくさせていく
娘はハルの心臓が止まってから
すぐに、泣き止んで遊び出した
私はその切り替えの速さに
ついていけなかった
ハルがいなくなったことが
日常になっていく現実を
急に突きつけられるように感じた
その現実は私には耐え難く
全く受け入れられない
だから、娘を遠ざけた
娘はちゃーんと
ハルの死を受け止めて、泣いて、
そして一瞬のうちに
「3人家族」という現実へ変容をした
すごい、すごいわ😳
子供ってどこまでも本質的だわ
と、ここまで思考が追いついてきてから
ようやく娘を迎えに行った
すぐにはできなくても
焦らず、少しずつ、じっくりと
娘をお手本に
現実を受け入れていこう
「さ、行こっか」
私の声で、
家の中に一瞬ピリッとした緊張が走った
火葬場に行こう
お別れをしに行こう
冷たい体を抱いて車に乗る時には
私はもうぐしゃぐしゃに泣いて
ハンドルを握る夫も
前を睨みつけるようにして
グッと堪えていました
予定の時間よりも
随分早く出発してしまったので
私たちが家族になった時に住んでいた
アパートへ向かい
ハルを抱きながら
少しだけ思い出話をしました
火葬には
母と父が駆けつけてくれました
山口に戻ってから
結婚するまでの6年
結婚してからも
色んな口実で(笑)、
ハルに会いにきていた二人です
瀬戸内海を望む
小高い山の中に
火葬場はあります
私はこの海に、山に
幼い頃から色んなことを
学ばせてもらった
最近、家族とも訪れていた海
ハルの肉体が存在する最期の時
写真を撮って
4人家族だった
大切な大切な4年間に
お別れをしました
ハルの肉体が
なくなってしまったら
3人家族になってしまうね
ありがとう
大好きだよ
これ以上の言葉が見つからない
火葬をお願いしたおじちゃんは
言葉をかけることも
急かすこともせず
私たち家族が好きなように
お別れをするのを
静かに見守ってくれた
焼却を開始するボタンも
おじちゃんが押してくれて
これは本当にありがたかった
私には押せなかったと思う
ハルは5kg以下だったので
1時間足らずで終わりました
人とは違って
嫌な匂いがしないな、とか
尾骨や、骨盤、肋骨、
肩甲骨、咽頭、
骨になっても美しい猫だな…
わ、今、気持ち悪いこと思ったな、とか
変に冷静な部分もありました
みんなで、大好きなハルの骨を
大切に愛おしむように
一つずつ大切に骨壺に納めます
娘は、祖母の時は
しきりに入れたがったのに
ハルの時は嫌がっていました
骨壺はおじちゃんが用意してくれた
4寸サイズの白焼きの骨壺
アメショーって
日本猫に比べると
骨格が大きいのですが
十分に納まりました
火葬費用のことも書いておくと、
おじちゃんのところは
〜5kgまでで20,000円でした
そこから5kgごとに、プラス5,000円
骨壺はご自身で
ご準備されない場合
おじちゃんの手作りの
白焼きの骨壺が5,000円
私は部屋に置くので
骨壺カバーをサンパークの近くの
仏具店へ買いに行きました
骨壺カバーって
4寸サイズだと1,000円くらいでした
意外に安くてびっくり
家に帰ると、祭壇の準備です
アルバムと、お花
ご飯を供えました
我が家では
お線香の代わりに
オーラソーマ®︎のインセンスを
焚いています
ハルがいるときには
できませんでしたが
インセンス(お香)は空間の浄化
そして香りによる
リラクゼーション効果があるので
ヨガとの相性もとてもいいんです
今はハルが旅立ってから
毎朝、インセンスを焚きますが
とても癒しになります
ハルの遺骨ですが
気持ちの整理がつくまで
もう少しだけ家にいて
私たちの気が済んだら
海に散骨に行こうと思います
いつできるかな〜?
自信がないな〜…
火葬編はここまで
改めて、この日を振り返ることで
とても大きなものを
受け取った気がしています
あともう一つ、関連記事を書いて
終わりにします
お付き合いいただける方は
どうぞ、よろしくお願いします!