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「宇田川源流」【大河ドラマ麒麟がくる】 嗚呼無情! コロナウイルスの影響で撮影ができないために「麒麟がくる」の放送中断

2020.05.19 22:00

「宇田川源流」【大河ドラマ麒麟がくる】 嗚呼無情! コロナウイルスの影響で撮影ができないために「麒麟がくる」の放送中断

 今週も素晴らしい大河ドラマであった。

先週(5月10日放送)で、「第一部」といわれる美濃国の話が終わり、明智光秀が放浪生活を行うことになる。それにしても「斎藤道三(本木雅弘氏)ロス」はかなり大きなものではないのか。なんといっても本木氏の演技は素晴らしかった。今までのようなふてぶてしいだけの斎藤道三ではなく、虚勢を張りながら、必死に美濃国そして斎藤家の家のことを守るということを求めて動いているということになる。「苦悩」と「苦悩を打ち破る策謀」ということが大きな話になる。そのすがたこそ斎藤道三の真の姿ではなかったか。

「宰相は孤独なり」という言葉がある。権力を持っている人は、基本的にその権力を求めて寄ってくる人がいるし、またその弱みを見せれば、弱みに付け込んで権力を奪おうとする人間が出てくる。「外の大名」も「内側の人間たち」もその権力を求めている中で苦悩する姿、そして弱みを見せない姿は、なかなか演じられるものではない。

今後、第二部「越前編」になるということである。朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)や足利義輝(向井理)が中心になってくることになる。実際に、この時期の明智光秀に関しては公式には記録がほとんど残っていない。そのために、ここをどのようにかくか、そして、この場面にどのような伏線を求めるかということが「本能寺の変」の解釈の違いになってくるところであろう。

今回のシーンも面白かった。朝倉義景が明智光秀の座っていた場所を念入りに掃除させるシーンなどは、なかなか面白いし、伊呂波太夫が近衛家の人間であるというのもなかなか興味深い。朝倉義景と明智光秀をこの時に引き離しておかないと後に織田の朝倉攻めにつながることになるのではないか。そして伊呂波太夫が近衛前久の縁者ということは、ここから将軍につながり、天皇につながり、本能寺の変の「天皇陰謀説」にまで発展するかの姓を残しているのである。

NHK、「麒麟がくる」「エール」の放送中断を発表

 NHKは15日、大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)と連続テレビ小説「エール」(月?金曜午前8時)の放送を中断すると発表した。

 「麒麟がくる」は6月7日放送の第21回(全44回)まで放送し、翌週の14日から、「エール」は6月27日まで放送し、翌週の29日からそれぞれ中断する。

 NHK前田晃伸会長は「番組を楽しみにご覧いただいてきた視聴者のみなさまには大変申し訳ありませんがご理解をいただきたいと思います。休止中に放送する代替番組については、現在、検討しているところです」とコメントを発表した。

 関係者によると、中断期間は、再放送や総集編などを編成する予定だという。

 大河も朝ドラも、新型コロナの感染拡大を受けて4月1日から収録を休止していた。

 今秋スタートする後期の連続テレビ小説「おちょやん」の収録も見合わせている。

日刊スポーツ2020年05月15日11時11分

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp0-200515-202005150000213

 しかし!

衝撃的なことに「コロナウイルス」で撮影ができないということになる。コロナウイルスを避けるために「三密」をさけるということになる。つまり「密閉された空間」「多くの人が入る」「近づく」ということを避けなければならない。ましてや「国民放送」であるNHKが、率先して「ドラマ撮影」という「三密」を作るわけにはいかないし、また、その中において、感染者などが出てしまうとかなり大きな問題になってしまうのである。

とくにNHKの場合、やはり同じで放送を中断してしまう朝ドラ、連続テレビ小説の「エール」の出演者であった志村けんさんが、コロナウイルスの犠牲になってしまっていることから、その判断に関してはかなり慎重になるということになるのではないだろうか。出演者が感染して犠牲になってしまえば、それはNHKとしての体制の不備ということになってしまうし、また、ドラマを継続するうえでも大きな問題になってしまう。

そのように考えた場合、「ドラマ」の「中断」は仕方がないということになる。

「麒麟がくる」は6月7日放送の第21回(全44回)まで放送し、翌週の14日から、「エール」は6月27日まで放送し、翌週の29日からそれぞれ中断する。<上記より抜粋>

要するに、今年の4月8日までの段階で、麒麟がくるに関しては第21回までのの撮影が終わっていたというおkとになるのである。上記に書いた越前編の途中であるという。非常に残念であるが、逆に演じている皆さんや撮影している人々が安心して、演じられるようにするためには仕方がないことなのかもしれない。

 NHK前田晃伸会長は「番組を楽しみにご覧いただいてきた視聴者のみなさまには大変申し訳ありませんがご理解をいただきたいと思います。休止中に放送する代替番組については、現在、検討しているところです」とコメントを発表した。<上記より抜粋>

このようい言われてしまえば、ある程度覚悟していたとはいえ、仕方がない問うことになる。我々はそれを受け入れて待つしかないということになるのである。

この「麒麟がくる」は、当初「沢尻エリカショック」によって二週なくなってしまった。そしてオリンピックの影響で5週短縮されることが言われていた。しかし、その東京オリンピックが、来年に延期になり、5週分がどうなるか話題になっていたのである。うまく、今回のコロナウイルスの影響が5週分で済むのであれば、何とか予定通り全44話できるのではないかというような希望もある。現在のところ視聴率が二けたを下回ったことがない。それだけ人気のあるドラマを何とか継続してもらいたい。そのように思うものである。