HARRIER | エレガントに魅せる国産ラグジーSUVの筆頭格
6月予定の新型デビューでお買い得感が増すことに期待
思えば、初代ハリアーのデビューは衝撃的なものだった。まだクロスオーバーSUVという言葉も馴染みがなかったH9年に生まれた初代ハリアーは「 WILD but FORMAL 」というキャッチコピーが表したとおり、SUVたる多機能性を維持しつつ、街乗りでも優雅に魅せるエレガントさを併せ持つ国産高級クロスオーバーSUVの先駆け的存在に。それはオフロード性能ありきのSUV時代からの転換期を感じさせるものであった。
ひと目でわかる秀逸なデザインと高い快適性、ラグジュアリーな装いはユーザーの根強い支持を獲得。今も国産SUVでトップクラスの人気を維持しているハリアーだが、今年6月に待望の新型モデルがデビューする予定だ。これまでハリアーはトヨペット店の専売モデルだったが、新型はすべての販売チャンネルで取扱いされることになる。このことからも新型への期待の大きさが表れているが、これによりCーHR、ライズに匹敵するトヨタSUVの量販モデルに浮上することが予想される。そうなれば3代目の中古相場は比例してこなれていき、よりお買い得感が増していくに違いない。モデルダウンとなっても、洗練された内外装の上質なルックスや走行性能の高さはそう簡単に色褪せるものではないはずだ。
▼トヨタ ハリアー エレガンス SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4725×1835×1690㎜
車両重量:1580㎏
ホイールベース:2660㎜
エンジン種類:直列4気筒DOHC
総排気量:1986㏄
最高出力:151ps(111kW)/6100rpm
最大トルク:19.7kg・m(193N・m)/3800rpm
JC08モード燃費:16.0km/リットル
サスペンション前:ストラット式コイルスプリング
サスペンション後:ダブルウイッシュボーン式コイルスプリング
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスク
タイヤサイズ:225/65R17
乗車定員:5名
▼トヨタ ハリアー (現行モデル)
相場価格
H25~R1年
199.8~408.9万円
(Mj-net調べ 2020年5月8日現在)
タマ数は比較的豊富だが、相場は250万円前後が中心となるなど、年式を考えれば高値維持していると言える。新型モデル発売でどれだけ相場がこなれるか。
▼トヨタ ハリアー 変遷
H9年12月 国産高級SUVとして初代ハリアーがデビュー キャッチコピーは
「WILD but FORMAL」
H15年2月 2代目ハリアーがデビュー
H17年3月 ハイブリッドモデルを追加
H25年12月 3代目ハリアーがデビュー
H26年1月 ハリアーハイブリッドを発売
H26年12月 スポーツコンバージョンの 「G’s」を新たに設定
H26年6月 マイナーチェンジをおこなう
▼INTERIOR
高級感溢れるセンスの優れた大人の空間
上質感溢れるインテリアはハリアーの大きな魅力のひとつ。シックかつセンスよく仕上げた大人の空間だ。
▼ENGINE
コスパに優れた2.0L直4DOHCユニット
コストパフォーマンスに優れたダウンサイジングされた2.0L直4DOHCをベースにNAとICターボ付きの2つのユニットで展開。
▼UTILITY
大容量であるだけでなく、出っ張りも少なく使い勝手良し
通常時で456Lの容量を確保するラゲッジスペース。無駄な出っ張りも少なく、フラットエリアが広くて使い勝手は良い。
▼RUNNING
力強い走りはそのままに燃費性能が大幅に向上
排気量は抑えられているものの、走りの力強さは失われず。優雅でゆとりある走りが楽しめる。しかも燃費性能は大幅に向上。
▼EXTERIOR
新たな世界観を生んだスタイリッシュさ
全体的なフォルムは先代を踏襲しつつも、初代、2代目モデルとは大きく印象の異なるエクステリアデザイン。中でもシャープかつスタイリッシュさを極めたフロントマスクは特徴的。洗練された新たなハリアーの世界観を表現している。