「DONATION ZINE・最近の好物100人」のこと
ZINEが届いた。当店が扱わせてもらえる、販売用のZINE。
「DONATION ZINE2020・春 最近の好物100人」これはCOVID=19の感染拡大に伴う緊急事態が宣言されてより、営業がままならない書店に売上の100%が寄付されるZINEだ。
企画者は宮崎希沙さん、イーピャオさん、小山ゆうじろうさん。執筆者は豪華各界の著名人100人。
あとがきに、「個人的に応援したい店に直接支援できれば最高じゃないか。」とある。この気持ちを原動力にこのZINEを作ってくださった。どれほどの労力と時間を割いていただいたのだろうか。費用だって相当なものと察する。それでいて100%寄付。感謝の気持ちに値する言葉がない。
開いてみると「はじめに」と前書きの頁。「みなさま、この苦しい状況の中、、いかがお過ごしで、、」なんて野暮ったい言葉はどこにもなく「最近の好物を100人のみなさんに聞きましたー 日常のささやかな楽しみ、食べ物や飲み物のことーー」、、平素日常な感じ。それでいて興味シンシン食の話。 これは。。
読み始める。いろんな人に「好きな食べ物を簡単にでサクッと紹介してください」とインタビューでもしたかの様な作りで楽しい。思わす「それわかる!おんなじ好み!」とか「なるほどそれうまそう。」とか「仕事中おんなじもの食ってる」とか、、知らぬうちに自分と同じ好み一派探しをしてしまったり、未知なる自分の好みの開拓に勤しんだり。これは、本当に面白い。そして、あんな人やこんな人の日常を垣間見る様な、好奇心をくすぐられる覗き見感覚もたまらない。食べ物の味を称す言葉からきてる「良い塩梅」とはまさにこれ、このZINEのことだ。
早速EC販売を開始する。すぐにご注文をいただく。それも立て続けに、、。嬉しい。そしてZINEきっかけに当店ウェブショップを見ていただいたのか、他の本と合わせてのご注文も。本当に本当にありがとうございます。販売の手段を失っていた当店には嬉しい限り。
あとがきを思い出す。最後の一節
「よろしければ、ぜひその本屋さんで取り扱っている本も、一緒に買ってみてくださいね」
この感動を、、誰かにに言いたい。