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「pilates sou」

学んで身についているもの

2020.05.19 22:23

転勤族から、定住を考え、両親と近くなりました。

最近、体の衰えを感じてきている両親と

ぎっくり腰にならないようにどうやって動くか

(母は骨盤が後傾してるタイプのぎっくり腰)

膝の使い方、どこに力を入れるかから始まり、

お尻のエクササイズ、

テニスボールを使った筋膜リリース

行くたびに少しずつ、何度も同じことをできるように繰り返します笑


「こんなこと、習ってこなかったもんねー」

そう言う母に「そうだよね、知らなかったよね」

と言うしかありません。数年間は継続して、某女性限定のマシーンが並べてあるカー◯◯にも通っていて、筋トレやストレッチが大切なことは、知っています。


残念だなーと思う方は、筋トレは筋トレをする時間で、日常の生活に腹圧をかけること以外あまり活かされなかったこと。確かに、筋肉がついて動きやすくなり、母は、食べ物の嗜好まで変わりました。

気持ちの面も含め、良い影響はたくさんありました。


もう一つ、できたらよかったなーと思う事は、

筋トレを通して、日常の生活の中での身体の使い方を学ぶことです。

筋トレは通常の人ならして1時間。あとの10数時間は、日々の生活です。

☆こうしたら、膝が痛くなる、

☆肩こり予防は?

☆私のクセは何??

☆日常で使いやすい筋肉にプラスして、動きを助けてくれる筋肉を使えるよう意識を向けていくこと。

身体に負担のない姿勢はどこか。


知ってると知らないでは、違うと思いませんか?

私たちは、身についた算数で料理をし、買い物をします。きっと、年老いても時が来るまでそれは、自然にできること。

身体の使い方は、両親から身体をもらって、なにも知識を入れないまま、使いっぱなしにしがちです。

人は6歳くらいまでは、身体もクセが少なく自然に使いこなせるそうです。でも、だんだん知恵がつき、身体も大きくなり、偏りが出てきます。

身体もまた必要な勉強があったはずで、

知っていれば、身につけていれば、自然にできることも多かったかもしれない。


休むことなく、マメにに家事をして、常に動いている母ですが、無理をして、あそこが痛い、ここが痛いも出てきました。

まだまだ、ペタンコのお腹でいたい。

姿勢良くいたい。

美しくいたい。

意欲があります。


いくつになっても、身体のことを学ぶことは、必要です。私はピラティスしか知らないし、複雑で繊細かつ可能性無限の身体について満足にお伝えできる事は少ないかもしれません。

でも、ピラティスを入り口として、みなさんの身体の学びを始めてもらえたら、とても嬉しいです。

みなさんの身体が美しく、手入れの行き届いた愛着のある身体になる事を強く願います。怪我をしても、痛みがあっても上手く付き合っていけるよう、身体を動かしていける場所でありたいと思います。