2020年5月ご相談アドバイス⑪「人の言葉を真に受けてしまう&言葉が心に居座り続ける」
登録しているサイトで、カウンセリングのご対応をさせていただきました。
誰にもオープンなサイトですので、ブログにもUPさせていただきました。
◇クライアント様 男性
◇ご相談内容 「人の言葉を真に受けてしまう&言葉が心に居座り続ける」
◇アドバイス
○○さん、はじめまして。
Heart To Heartの楠と申します。
お悩み、拝見しました。
もう少し、詳しくお話を伺わないと分からないこともあるので、ご状況やお気持ちを推察させていただきながらお話しさせていただきますね。
復職された現部署で、以前いらっしゃったパワハラ上司の影響を受けている年配の職員から、パワハラ的な言葉を言われているのですね。
復職明けもまた、傷ついたり怖かったりお辛いお気持ちになること、大変お辛いことと拝察いたします。
そんな中でも、よくお話しくださいましたね。
この状況を改善したり緩和できるように、3点、提案させていただきますのでどうぞご検討ください。
①年配の職員の方と仲良くなってみる
○○さんは、怖いというお気持ちがあるけれども、その方に対して仲良くしていたい、というお気持ちもあるのですね。
仲良くしていたいと思うのは、なぜでしょうか?
もし、ご自身が傷つかなくても良いように、仲良くしておきたいとすれば、賢明だと思いますし今後のためにも良いでしょう。
苦手な人と仲良くなる、これこそが今の○○さんのご状況を打開する一つの良い解決策だと思います。
ただ、○○さんが無理をして、もっとお辛くなったり疲れてしまったのでは意味がありませんね。
急がずに、無理をせずに、徐々に仲良くなれるようにしていくと良いでしょう。
誰かと仲良くなりたいと思ったら、例えば、挨拶をきちんとする・お互いの共通の話題で盛り上がる・ランチを一緒に食べる、など接点を持つと良いと思います。
それから、その方の良いところを見つける、言われた言葉の視点を変えて良い意味合いに捉えてみる、など今までの見方を変えてみるようにしてください。
今は、悪いイメージ・嫌なイメージが強いと思いますが、その方の良い一面や違った一面も見れるようになれたらこれまで感じていたネガティブな感情も少しずつ和らいだり変わっていくと思います。
②職場以外の時間の充実をはかる
○○さんは、職場以外のお時間(業務終了後や休日)は、どのように過ごされていますか?
職場以外の時間を充実させて、ストレス発散をはかるのも心身ともどもに健全でリフレッシュもできると思います。
楽しいと思える時間を持ったり、ご自身の得意なことを伸ばして自信をつける、などはポジティブなご自身につながりとても良いことです。
○○さんの内面に良い効果をもたらすと思いますので、是非、プライベートの充実をご検討してみてください。
③アサーショントレーニングを受けてみる
徐々にできるようになれれば思いますが、ご自身の想いを伝えてみるというのはいかがでしょうか。
○○さんは、「でも何かを言うと何倍にもなって言い返される」・「こちらが傷つくことを言わないでほしい」という気持ちがとてもお強いのですよね。
おそらく、言いたいことがあっても我慢する・傷つくことを言わないでほしいが言えないでいる、のではないでしょうか。
もし、こちらも相手も嫌な気分にならずにやんわりと伝えられたら良いとは思いませんか?
それには、アサーショントレーニングが有効です。
アサーションとは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。
トレーニングを通じて、一方的に自分の意見を押し付けるのでも、我慢するのでもなく、お互いを尊重しながら率直に自己表現ができるようになることを目指します。
良ければ、アサーションセミナーや大学の公開講座を利用したり、アサーショントレーニングができるカウンセラーや専門職の方に相談することも検討してみてくださいね。
本なども沢山あり、もしお勧めするとしたら平木典子先生のものが良いかなと思います。
お時間のある時にでも、検索してみてくださいね。
でももし、もっと即効的な解決策がよろしいようでしたら、人とのかかわりの少ない部署に異動希望を出す、もしくは、退職してリスタートを切る、などの対応策もありますが、良いことばかりではなくリスクもあります。
慎重にご検討いただければと思います。
おひとりではなかなか考えがまとまらないようでしたら、会話をすることで気が付くことは沢山ありますので、カウンセラーとリアルタイムでお話してみると良いでしょう。
カウンセラーや専門職の方のサポートがあると、お一人で考えたり取り組んだりするよりもずっと楽になります。
また、この傷や苦しみを自分一人で持ち続けることはできない誰か助けてほしいという思いには、気持ちを分かち合えたり癒しにもつながるはずです。
○○さんのお悩みが改善されますように、心からお祈り申し上げております。