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Enjoy Jakarta Life

非常事態宣言下のジャカルタ生活

2020.05.22 01:00


ご無沙汰しています。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


今年3月初旬に平穏なブログを更新して以来、本格的にコロナウイルスによる混乱が世界に広がりはじめ、ジャカルタにもその波が一気に押し寄せ、気づけばブログを更新することなく約3ヶ月もの時間が経っていました。


そんな私は、

現在も非常事態宣言下のジャカルタで家族と共に引きこもり生活中です。


(↑大気汚染改善により、こんな青空の日も)


ジャカルタに残った理由は割愛しますが、こどもたちの笑顔に勇気をもらいながら家族みんなで(アパート内では)いつもと変わらぬ平穏な日常を過ごしています。


コロナによって日常が大きく変化し、

まるで映画の世界のような状況をなかなか受け入れられず・・・ようやく最近になり地に足をつけて考えられるようになったわたし(←変化対応力の低さ・・・)


自粛生活という新しい日常にも少しは前を向いて過ごせるようになったので、ブログを再開してみました!!


まずは覚え書きも兼ねて、

この数ヶ月のわたしのまわりの状況変化を簡単に振り返ってみようかな。

(※あくまで個人的な視点でのハイライトです)



◾️街から車も人も消え、駐在家族も続々といなくなったジャカルタ


ジャカルタの状況の変化を時系列で振り返ると以下のような感じでした(※個人的かつ主婦目線なのでご容赦ください)


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3月初旬  : インドネシアで初めて感染者が確認されて以降、ジャカルタを中心に急増

3月中旬  : こどもの通うプレスクールの閉鎖

3月下旬  : 非常事態宣言が出され娯楽施設など一部閉鎖、本格的に外出自粛ムード

                   : 駐在員の帯同家族の怒涛の緊急帰国がはじまり、友人が続々といなくなる

4月初旬  : 日本およびインドネシアの水際対策強化により入国規定が複雑化。国際便の減便など日に日に日本への帰国ハードルが上がる

(海外帰国者の公共交通機関の利用自粛要請、14日間自主隔離、到着後のPCR検査義務化等)

      : 一部の駐在員も緊急一時帰国しはじめる

      : ジャカルタの大規模な社会制限のさらなる強化により、飲食店やモールなども本格的に閉鎖(スーパーやテイクアウト営業は除く)

4月中旬  : 引きこもり生活は続く中、スリや強盗など治安悪化の噂がちらほら増えはじめる

4月下旬  : レバラン期間の帰省禁止措置に伴う移動制限の発布、インドネシア国内移動制限も強化

 ※その後も数日おきにインドネシア日本国大使館から新たな規制等、追加措置等の情報が配信される日々。

5月中旬(現在): ジャカルタの大規模社会制限を6/4まで再延期することを発表

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3月下旬に大規模な社会制限が発令されてから、

ジャカルタの街から車が消え、モールも閑散とし、インドネシア人の真面目さに驚いたほどでした。


街の様子から外出自粛が成功しているように思えたものの、感染者数は一向に減らない様子・・・



◾️情報不足により現状が把握しづらいジャカルタ生活


5月中旬現在も、回復の兆しの見えないジャカルタ。

というか情報不足で現状が掴みづらすぎるというのが本音です。


日本では、ニュースで各地の感染者数の推移、感染経路の把握有無や詳細など情報が把握がしやすいのですが、ジャカルタでの情報収集は非常に難しい・・・


どのような人が感染して、どこで感染が広がっているのか、感染リスクの高い場所はどこなのか・・・など一部の記事から想像するにとどまります。


もっと語学に長けていて情報収集が上手な方はうまく状況を把握しているのかもしれませんが、私には難しく感じます・・・


・インドネシア関連の日本語ニュースを拾う

・ジャカルタに関連する英文記事に目を通す

・インドネシア大使館からのメール

・twitterなどでの情報収集


くらいしか、現状を把握する術がない、もはや日本レベルで状況を把握することは難しいとお手上げ状態。

しかしながら、状況を把握したところで今すべきことは”外出自粛”ということに変わらない・・・

ですが、異国の地で非常事態を過ごすのはやはり心理的不安は多いです。


感染者数の推移だけで見ると、一時は東京と同じような推移をしていたかと思えば、

5月中旬現在、1日の感染者数が一桁台まで減少している東京に比べ、ジャカルタは相変わらず50〜100名近く感染者が出ている模様。


さらには、インドネシアの新規感染者数は過去最高を更新中とのこと。


当初こそジャカルタの方が東京よりも社会制限も厳しく取り組んでるように見えたものの、気づけばこの差。


外出自粛が徹底されていなかったのか、公衆衛生など生活習慣の違いによるものなのか、はたまた免疫の違いなのか、、、諸説ありますが今の時点ではわかりません。



◾️選択した生活の中で最大限の危機意識を持ちつつ、明るく過ごしたい


コロナの混乱により、

医療不安の大きいジャカルタから日本へ避難した人、会社から強制帰国を指示されたご家庭、様々な理由からジャカルタに残っている家庭、それぞれの人たちがそれぞれ異なる背景で様々な選択をしています。


我が家も4月ごろまでは、たくさん葛藤して不安な気持ちにもなりましたが、ジャカルタに残っているからには、自分たちなりの最大限の危機意識を持ってジャカルタで過ごしたいと思っています。


我が家の場合では、

・買い物は最低限の頻度(週1)かつ路面店のスーパーは避ける

・感染対策の意味もあり通いのメイドさんには出勤をやめてもらった(出勤に公共交通機関利用していたため)

・不要不急の外出は控えアパート内で自粛生活を続けるのみ


という感じで過ごしています。


各家庭それぞれ意識されてることは異なると思いますが、我が家にとっては上のポイントを抑えることで少しは納得できたという感じです。


海外出張だらけだった主人も、さすがにいまは在宅勤務となり、皮肉にもこれまでで1番家族で一緒に過ごすことができる日々に子供たちも幸せそう。


幸いアパート内の屋外プレイグラウンドやプールは閉鎖されていないので、

休日はアパートのお庭でピクニックしたり、子供を水遊びさせたり、キックバイクを走らせたり、とアパート内ではいつもと変わらぬ日常を過ごせているのは幸せです。


これが日本なら、

お散歩ももっと自由にできて、美味しい食事の取り寄せも楽しめて、通販で買い物できて・・・なんて羨むこともありますが、日本に自宅がない生活をしていた駐在家族の場合、日本に戻られた方達も良いこと不便なことと、いろいろな葛藤があるのだろうなと日々思いを馳せたりしています。


これから日本、ジャカルタ、世界がどのような状況になっていくのか、

自分たちがどこでどのような生活をしていくのか、全く読めない日々ですが、この自粛期間中も足を止めることなく前を向いて過ごせたらと思う今日この頃です。


みなさまが、それぞれの環境で健康で明るく過ごせることを願っています。

そして、少しでも早く平穏な日常が戻りますように・・・。



相変わらず無駄に長いブログを書いてしまいましたが、ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。


また隙をみて、ジャカルタでの自粛生活中に新しくはじめてみたことなど綴れたらと思います!