Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

取引先との信頼関係構築へ!取引先のベネフィットを考える課長・リーダーの仕事術

2020.06.16 21:00

 皆さん、こんにちは、エンパワーメント・コーチの廣川です。組織のチーム運営に悩む課長やリーダーを対象に、チーム活性化、業績目標達成のための情報を発信しています。今回一番伝えたい事は「ベネフィット」です。

価値とは何か? 

 価値ということばを良く使います。様々な商品のCM等を見ていると、「お客様の価値を追求した」等と言っていますが、それ本当?と思うことがあります。

 価値の意味をウィキペディアで調べると  

 価値(かち)とは、あるものを他のものよりも上位に位置づける理由となる性質、人間の肉体的、精神的欲求を満たす性質、あるいは真・善・美・愛あるいは仁など人間社会の存続にとってプラスの普遍性をもつと考えられる概念の総称。 殆どの場合、物事の持つ、目的の実現に役に立つ性質、もしくは重要な性質や程度を指す。 

 すなわち、提供する側が、満足すると思われることをすること行い、さらに受ける側が、しっかりと満足しない限り、それは価値と言いません。その為に商品の開発には、仮説を立てし検証を繰り返して真の価値を見出して行きます。

 携帯電話の話しは有名です。ガラケー全盛時代に、お客様にニーズを拾って開発し出来上がった新製品は、どこの会社も似たよう形・機能の新製品をリリースしました。市場調査をしないアップルが、アイフォンを発売し、その後、どうなったかは、今を見ればわかることです。すなわち、マーケティングの定石に従って開発したところで、お客様から求められなければ、価値がないということです。繰り返しいいますが、「どんなに優れた商品を開発しても、お客様(交渉相手)が求めなければ価値には相当しないということです」


ベネフィットを求めて

 課長・リーダーの人達は、日ごろ、様々な取引先と交渉されていると思います。提供する側、される側、色々あると思います。本当の意味でお客様・取引先様が求める本質の課題を見抜き、そこに価値をしっかり見出していくことを考えることで、本質的な新製品開発や業務に向き合えると考えます。 それは取引先との信頼関係が構築されていなければ、真の本質がわかりません。これは大切な事で、非常に難しい問題です。またマーケティングも非常に重要です。しかしその定石に従って開発や行動をしても意味がないということです。マーケティングの小手先の理論で作り上げても、真のほしい姿、「ありたい姿」を描かなければ、価値に値するものが作れません。真剣に描くことから始めることが、大切になります。今一度自分の抱えている業務を見直し、再考することで新しい見解が生まれるかもしれません。


お客様の立場で

 我々も買い物や衝動買いのものでも、「欲しい」と思う欲求は、自分にとって価値があるものを欲しいと思います。これを買うことによって、自分の〇〇〇が改善できる等、お悩み事が解消できれば本人にとって満足します。ここがポイントになり、かつこのポイントを探すのがとっても大変になります。超ロングセラー商品は、そういうお客様のかゆいところに手が届いているからこそ、ロングセラーになっていると思います。簡単なことだからこそ、難しい問題です。

 ・・・ということで、今日はこの辺で 。