わたしのHygge #06
Hyggeの意味を調べてみると、デンマーク語で「居心地が良い空間」「楽しい時間」を指す言葉って出てくる。
でも今日私が書くのは、私があまり好きではない「料理」のおはなしです。
ふだん野菜を扱うことを生きがいとしてるけど、とにかく料理が苦手だ。最近は言われなくなったけど、以前夫に「料理してる時の顔がめっちゃ怖い」って言われたことがある。そんなに殺気立って料理していたのか私。。。
今も料理するときは、勝手にタイムトライアルのように台所にいる時間をなるべく短くしたい! って思いながら料理してる。でもこの緊急事態宣言のもと、外食することもお惣菜を買ってくることもなくなり、今までこんなに毎日欠かさず料理したことがあるのか? ってくらい毎日まじめに台所にいるようになった。
我が家は夫と2人家族で、食事も朝と夜だけ作ればいい。それでも朝ごはん食べながら「今晩のごはんどうする~?」と考えるのがとにかく苦痛だ。でも野菜室に農家さんから届いた野菜がた~っぷり入っていると「なんとかなる」って思ってしまう不思議。
そう、私の料理嫌いはこのおいしい野菜たちがどうにかしてくれているのだ。
さて今日は何を作ろうか? と野菜室をごそごそ。今日は超簡単な野菜レシピをご紹介。
ブロッコリーがある。そして冷凍庫には冷凍しておいた油揚げを発見。
ブロッコリーとカリカリ油揚げの和えもの
☆材料☆
ブロッコリー 1株
油揚げ 1枚
ツナ缶 1缶
*クラッシュピーナッツ 大さじ2(なければ白ごまでも)
*ごま油 大さじ2
*めんつゆ 大さじ1
☆つくりかた☆
① ブロッコリーを房に分けて3分程度ゆでる(耐熱皿にのせてレンジ600Wで2分でもOK)。
② 冷凍しておいた油揚げは常温で30分ほど置いた後、オーブントースターでカリっとするまで
4〜5分焼いたら半分に切って1cm幅に切る。冷凍でなければそのままトースターへ。
③ ①のブロッコリーはしっかり水気を切り、ボウル等に油を切ったツナ缶と一緒に入れる。
④ ③に*の調味料を加え、全体がなじむように混ぜる。
⑤ 最後に②の油揚げを加え、さっと混ぜて完成!
なるべく洗い物も減らしたいから、ボウルを使わずに琺瑯容器やジップロックなどの食品保存用袋に直接入れて作ってしまいます。ちょっと多めに作って、常備菜的に食べるのもオススメ。
というかこれでも私にしては料理した~!って思う料理です。
ふだん葉物はさっと炒めるか、おひたしに。芋系はとりあえず蒸しておいて、オーブンで焼いたり、揚げ焼きしたり。油と塩と醤油があれば、私の料理は何とかなる。
ほんと~に料理したくないときは、サラダを作り、根菜類はざくざく切ってお肉と一緒にオーブンへ。
そんな考えないごはん、シンプルなごはんになったのも野菜たちのおかげ。レパートリーは少ないけど、季節によって野菜も変化していくから勝手におかずが変わっていきます。
料理は好きじゃないけど、誰が作ったか思い浮かべながら野菜を料理して家族に「うまい!」って言ってもらえる時間が私のHyggeな時間かもしれない。
舟久保 琴恵
やさいやglincotto店主。料理嫌い、野菜好きが高じて店舗を持たない八百屋を始める。
自ら農家さんに会いに行き、おいしくて、安心安全なこだわり野菜ばかりを扱う。
今後、気まぐれで知り合いのお店の軒先を借りてお野菜販売する予定。毎月第1・第3水曜日に「glincottoのおやさい便」として野菜の宅配を行なっている。