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おうちで温泉気分第六弾「新鮮なお湯と自由なムードが魅力的。糠平温泉 中村屋」

2020.05.21 10:14

台湾現地日本情報マガジン『WAttention TOKYO+ 挖!日本』の人気連載記事「日本元氣溫泉之旅」を覗き見。温泉ライター西村理恵さんの記事を読みながら、おうちで温泉気分を味わってみてはいかがでしょうか?


今回ご紹介するのは糠平(ぬかびら)温泉。

どこにあるかご存知ですか?

北海道の上士幌町、大雪山の森に囲まれた、位置としてはちょうど北海道の真ん中あたり。Google MAPでみると分かりやすいかもしれません。(Google MAPはこちら


日本はまだまだ知らない地名も多く、最近日本全国を今一度復習しようと「全市区町村パズルまぷすた」アプリに四苦八苦しました。中々旅行にも行けない今、トライしてみてはいかがですか?(App Store / Google Play


話がそれました。梅雨に先立ち、最近また寒い日が続いています。「若葉寒(わかばさむ)」と呼ぶらしいです。記事をよんで心だけでもぽかぽかしてみてください。#traveltomorrow


新鮮なお湯と自由なムードが魅力的。

 帯広と旭川の間、大雪山の中腹にある糠平温泉は、北海道ならではの清涼な空気に満ちた温泉地。白樺などの樹林の中、数軒の宿がほどよい距離を置いて並んでいる。そんな温泉街の真ん中あたりに立つのが中村屋だ。玄関を入るとカフェのようなロビー。火鉢のそばに座って蕎麦茶やコーヒー、おやつをいただける。いつまでも座っていたくなる居心地の良さだ。右手にある売店では豆や蜂蜜、ジャムなどの土産が置かれ、泊まり客でなくても買い物ができる。十勝地方のセレクトショップのようでもある。

 こうしたセンスのいい自由なムードは、客室や浴室にも貫かれている。ご主人や若主人らが先頭に立ち、昭和時代のホテルをリノベーション。温かみのある客室や浴室を作り出している。浴室は男女別の大浴場(時間交代あり)と混浴露天(女性時間あり)。樹林に面した露天に浸かっていると、時にエゾシカが遊びに来たりして、北海道の自然を間近に感じることができる。お湯は透明な自噴泉。2本の源泉を持ち、鮮度のいいお湯がかけ流しで注がれている。

 食事は、ラワンブキや鹿の生ハムサラダにジャガイモのキッシュ、十勝産の豆料理など、丁寧に手作りされた品々。女性シェフならではの細やかで健康的なメニューが並ぶ。

 中村屋は、疲れたとき、ふらりと泊まりに行きたくなる宿である。温泉を生業にしていると、温泉では気が休まらないことも多々あるが、この宿は、そんな温泉ライターの気持ちをも解きほぐしてくれる。とっておきの宿である。

糠平温泉 中村屋


実際に掲載された『WAttention TOKYO+ 挖!日本(台湾版)』の記事は、オンラインでもお楽しみいただけます。