everyday life。
前回の今日のハニー「Tea For Me。」で私はブレンドティー作りについて書きました。ドライレモンだけを合わせるブレンドティーは簡単にできるだろうとやってみたら、案外難しかったという話。美味しく淹れられなかった挫折感からブレンドティーは買うものと思ってしまいましたが、気になって次の日も、その次の日も煎茶とドライレモンで自分好みのブレンドティー作りに励んでいました。そうしたら意外にも美味しいブレンドティーができたのです。ヒデキ感激(←昭和生まれの方には通じる言葉)じゃないですが、とっても感激しました。煎茶をベースにドライレモンを風味づけ程度の量にし、お湯の温度をやや下げて淹れてみたら美味しくできました。さらにハチミツをひと匙。時間が経つと脇役だったドライレモンが主役になり、ハチミツレモンに煎茶が風味づけされたような味に変化します。今度はお菓子作りで余ったスパイスなどをミックスして飲んでみようかと思っています。
ブレンドティー作りをしていて、哲学みたいなことを考えてしまいました。何かを作りだす時は主になるリーダーがいて、その脇を固めるサブがいる。そうすることで上手くいく。これはモノや人(団体や組織など)の両方に言えることではないかと思いました。中にはパウンドケーキのように材料が等分であることによって美味しいケーキができることがもありますが、等分の場合は素材となるモノ(人)のバランスが大切で、素材となるモノ(人)のバランスが良いと馴染んで上手くいき、バランスが悪いと馴染まず反発しあって上手く行きません。等分は高度なため、瞬時に力を発揮するにはリーダー・サブの関係が良いのではと思ったのです。ブレンドティー作りからこんなことを考えるとは思ってもいませんでした。
ところで、5月になり近所で可愛らしい花姿でひっそりと咲いているスズランを見かけるようになりました。私はスズランが好きで、鉢でスズランを育てているのですが、昨年に引き続き今年も青々とした葉っぱだけで、花をつけくれませんでした。スズランはあの可憐な鈴の形をした白い花をつけてこそスズランなのにです。悲しくて、花をつけない原因を調べたら、肥料不足か根詰まりが考えられるそうです。スズランは丈夫な花の為、地植えでは何もしなくても育つそうですが、鉢植えはやっぱり肥料が必要なようです。
今年の夏は何種類かのハーブを育て、ハーブティーやお料理に使ってみようと思っています。私は仕事の帰りに本町にあるお花屋さん、サクラコマチの前をよく通ります。私の交通手段はバスなので、バスの乗り換えが必要で運行本数も少ない郊外のホームセンターまで花の苗を買いに行くのは不便です。そんな訳で本町に切り花も苗も両方扱っているお店があることにとても感謝しています。最近はお店の前を通る度にハーブの苗は出ていないかチェックしています。
昨日も仕事帰りにお店の前を通りました。お目当のハーブの苗はありませんでしたが、芍薬がたくさん売られていました。こんなご時世の為、普段よりもお買い得でしたが、生ける花器とのバランスを考えて2本だけ買って帰ることにしました。レジの前には二人の若い女性のお客様がいて、店主の奥様にブーケを作って貰っていました。奥様が作っているブーケを見て「カワイイ」と喜ぶ若い女性客。最近はお店で買い物をしていても皆無言。ささっと買い物を済ませて足早にお店を出ます。久しぶりに楽しそうに買い物をしているお客様に出会いました。つられて私まで明るい気分になりました。普通の日常とはこういうものだよなと思ったのでした。