リバイバル・ヒットする曲とは、発表当初は低評価のため、余力を持つ。「兄弟の誓い」は今聞いても、やはり名曲
2020.05.24 03:00
ホリーズの「兄弟の誓い」は
60年代のロックの名曲として挙げられる。
英国出身のホリーズは
「バス・ストップ」で
一躍人気グループになった。
シングル盤のヒットは数多くあるが、
正統派のグループとして
評価されるまでに年月を要した。
当初からメンバーである
グラハム・ナッシュの
クオリティーの高さは感じられていて、
彼がホリーズを脱退して、
あのCSNに参加した時、
グループの前途が危ぶまれていた。
そんな時、アメリカ人のソングライター、
ボビー・スコットとボブ・ラッセルによる、
「兄弟の誓い」を
メンバーのトニー・ヒックスが見つけ出し、
ホーリーズの「兄弟の誓い」として大ヒットさせた。
1969年に全米7位に輝き、
1980年代末にもリバイバル・ヒットする。
この曲によりホリーズが
実力のある正統派グループとして
認められたことになる。
グラハム・ナッシュが
「僕もCSNで、僕のいなくなったホリーズもヒット曲が出て、互いに良かったんだ」と
コメントを残した。
ヴォーカルはアラン・クラーク。
ドラマーのボビ―・エリオットも
知られざる実力者。