Die vierte Sinfonie Beethovens
2020.05.23 12:40
ベートーヴェンの交響曲第4番は第2番と並ん人気なくてほとんど聴かれないんですが、じっくり聴くと晩年の作品かっていうほどの完成度です。
今晩、ベーム・ウィーンフィルでこれを聴いておりますが、あ、失礼いたしました!っていうほどの完成度です。最初がゆっくりで静かな分損してるのかなとは思いますが、途中からドカーンと出てくるベートーヴェンならではのメインテーマをこれでもかってこねくり回すところなど、他の作曲家にはできんだろうって思います。
で、交響曲9番まで聴いて思うんですが、ベートーヴェンは死ぬまで少しは耳が聞こえていたのではないかって最近とても思うんです。
他の作曲家で晩年耳が聞こえなくなった人って他にもいますが、聞こえなくなると全く曲に手が出なくなる人が多いんです。
第9番にしろ、ミサソレムニスや室内楽にしろ、聞こえていなかったらこんな曲絶対に書けない。いや、ベートーヴェンだからって思う部分もあるんですが、晩年、若いハンガリーのリストの作風を褒めているあたり、やはり耳はある程度聞こえていたのではないか。
そう思うんです。(個人的意見です。)