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実ある教育を語る会

雑感 井上真孝(2020.05.24)

2020.05.24 11:15

   富山県での緊急事態措置が解除され、新しい生活様式のもと、子供たちの登校が始まりました。

   私の勤務校では、児童をAとBの二つに分け、「分散登校」という形での登校となりました。

   分散登校1日目の朝。半分の人数しかいない教室にどこか不安そうな様子で座る子供たち。楽しみにしていた学校でも、できることは限られます。このような状況において私たち教師に求められることは山ほどあります。  

   感染リスクを減らすための対応、学習内容の補充、子供たちの心のケア、各校務分掌における今後の対応等々。数日かけて協議した対応策が一瞬で無駄になることもありました。

   そんな中で、私たちはどこかで「コロナだからしょうがない」「時間がないから無理だ」という考えに支配されていたのではないかと思うのです。私は、何でもかんでも「しょうがないから削減」という風潮に違和感をもっています。

   子供たちにとって、学校での活動は「その瞬間、瞬間が全て」だと思います。一コマの授業、友達との何気ない会話、一つの行事。それら一つ一つが、子供たちに与える影響力は計り知れません。

   では、私たち教師はこのような状況下において、限られた時間の中で、子供たちに何をしてあげられるのでしょうか。

   私は、このような状況だからこそ、改めて子供たちにとって「実ある」教育活動の在り方を考えるべきだと思います。何が本当に必要で、何を削減できるのか。そして、本当に削減してもよい活動なのか。もちろん、忘れてはいけないのは、その瞬間瞬間の子供たちの姿を想像することです。

   日頃、子供たちに「最後まで諦めるな」と言う私たち教師こそ、子供たちの姿を忘れることなく、最後まで諦めずに今年が「現状として最高の1年間」となるために、教育活動の在り方を模索していく必要があります。

   新型コロナウイルスの問題は、今後必ず歴史の教科書に載るでしょう。でも、将来、子供たちが「大変だった。それでも楽しかった」と言えるような1年にしたいと心から思います。

   今、この時が、私たちの正念場です。

                                                     井上 真孝