主要登場人物クロノス編
オズワルド=A=リスカー
失態を重ねる旧クロノス日本支部へ派遣されたクロノスの監察官にして古くからクロノスに使えている"リスカーの一族"の出身。
未調整の人間でありエリート階級として超獣化兵への調整が約束されていたと思われるが回収した3つのユニットの一つを解析中に不意に起動したユニットガイバーに補食され第二のガイバーの殖装者となる。
通称「ガイバーⅡ」
元々戦闘経験や格闘に秀でており圧倒的な力で深町晶のガイバーⅠを後一歩まで追い詰めるが破損していたコントロールメタルが暴走、ガイバーⅠの反撃によりコントロールメタルを失い強殖細胞に喰われるというおぞましい姿へ変貌、メガスマッシャーにより判別の付かない断末魔をあげながら死亡する。
第二のガイバーとして早期の退治となるが強殖装甲システムの恐ろしさを伝える大きな役割を担うことになる。
WOWOWアニメ版での殖装の掛け声は「適合(アダプト)」
#死亡の仕方も多少の差異がある。
近年になり少年時代が僅かに描写されるがショタリスカーは美少年であり可愛らしい義理の妹と美しい義母が唐突に出来、同居することになるというラノベの主人公のような雰囲気を醸し出していた模様。
巻島玄蔵
元クロノス日本支部長で表向きはマックス製薬の社長。度重なる失態の責任を問われ試作型の対ガイバー用獣化兵エンザイムへと調整されてしまう。ガイバーへの憎悪とエンザイムの強力な力でコントロールメタルを抉り出し実質的には主人公であるガイバーⅠ(深町晶)を殺害するまでに至るがその後にギュオーの思念波によって自爆させられる。
巻島顎人とは因縁が深い間柄で顎人の実の伯父だったが弟夫婦を陥れ多額の負債のみかえりとして才能ある顎人を養子にするなど、間接的にだが顎人の暗躍で失脚させられた間もあると思われる。
リヒャルト・ギュオー
失態を重ねる巻島玄蔵に変わって日本支部を統括する為に来日した十二人存在するクロノス最高幹部の一人。クロノス日本支部ビル壊滅の折に死亡したかと思われたが生存しており、生身でガイバーⅢと力比べする程の驚異的な力を発揮する。
その正体はクロノス十二神将、最後の一人でありドクターバルカスにより直接調整される等神将の中でも最強の戦闘力を与えられた重力使い(ギュオーの試作体としてプロトゾアロードに調整された村上との因縁も深い)。
アルカンフェルの休眠期にスカウトされた経緯から威光を受けておらず、ユニットガイバーの真の力を把握しておりクロノスの頂点の座に座ろうとユニットリムーバーを密かに研究させるなど様々な画策をしていた。
皆神山での決戦に置いて疑似ブラックホールで一度はアルカンフェルを倒したかに思われたが驚異的な力で帰還したアルカンフェルによりゾアクリスタルを引き抜かれた上でリムーバーもろともマグマの中へ落下する、が密かに生存しており未だクロノスをひっくり返す野心を抱いている模様。神将の造反したメンバーと結託、疑似ガイバーのヴァルキュリアを懐柔するなど本格的に行動している。
#ユニットリムーバー
生体エネルギーをチャージすることでエネルギー波を照射、ユニットガイバーを殖装者から引き剥がし、強制解除した上で殖装以前のユニットに戻しリセットしてしまう機能を有した降臨者の遺産。
最強の戦闘力を誇るも格上のアルカンフェルから逃走、近年は本来の力を失っている為にガイバーギガンティック等からも逃走する場面が目立っている。
襲撃時の挨拶は「おはよう、諸君」
ハミルカル・バルカス
「怪物頭脳」と呼ばれ獣化兵や獣神将などの調整に関して右に出るものが居ないクロノスの最高権威者にして最古参の十二神将。
400年以上昔の航海中に難破、シラー島に漂着しアルカンフェルと運命の出会いを果たし従属、この出会いがクロノス創設へと繋がることになる。最古参であることもあり他の獣神将からの信頼も高いが技術者故に半ば興味本位からアプトムを再調整した結果、自身の手にあまるバトルクリーチャーを生み出すなどの不手際も目立つ。
後に造反されるギュオーもバルカスの推薦によるものである。日本支部壊滅の際にデータがほぼ消失したエンザイムをエンザイムⅡとして独自に作り出すなど技術者としての技量は凄まじい。未だ公開されていないバトルスタイル等、未知の部分も多い(アルカンフェルの為のバトルスタイルと言及されている)
#土下座、うっかり、後片付けできない。
登場したばかりの頃は非常な戦略をとるなど、晶達にとっても敵として恐るべき頭脳ではあるが何処か憎めない雰囲気を醸し出している。
巻島顎人に一杯食わされる場面が目立つ。
フリドリッヒ・フォン・プルクシュタール
アルカンフェル派で忠誠心の強い獣神将、215年前にウィーンでバルカスに見出され獣神将となった経緯からバルカスからも信頼を置かれておりアルカンフェルの「休眠期」などの極秘情報もバルカスから事実を知らされている。クラウドゲート襲撃者のガイバー達をテロリスト、異星人の尖兵と情報操作するなど統制力や手腕もかなりのものをもっている。バトルスタイルでの能力は「雷撃」。遠隔攻撃等による強力な攻撃力を有す。
休眠期でアルカンフェルの威光が薄れるタイミングも重なりユニットガイバーに興味を持ったクルメグニク、ジャービル、カブラールの造反組みの罠によって暗殺されてしまう。
シン・ルベオ・アムニカルス
370年前にアルメニアでバルカスに見出された、獣神将の中でも古株の1人。
朋友のプルクシュタール健在の折りには北米支部の責任者を勤めていた。プルクシュタール同様にアルカンフェルの休眠期について真相を知る数少ない人物。プルクシュタールの死に懐疑的な思いを感じながら日本統制局を取りまとめており、ガイバー達に対する認識も変化してきている。義理と責任感を持つ高潔な人物でもあり、接近をこころみた晶にカブラールの暴走を止めたについての感謝、晶からは顎人との戦闘でバリアによる防衛の礼を言われるなどアプトム曰く似た者同士とも発言されている。互いの情報を交換した後でバルカスに対してガイバー一味との休戦を提言している。
ものわかりの良い人物で苦労人という印象が尽きないが晶と似た感覚を持つなど今後のクロノスとガイバーの関係性のキーパーソンとなりえる可能性もあると想われる。
トゥアハ・デ・ガレノス
硬い岩石のような肌質の屈強なクロノス最高幹部十二神将の一人。
口から炎を吐く攻撃行う。
寡黙である。
ひたすら寡黙。
登場してから感情を表に出したことは無く今後の展開で台詞や心情が求められるキャラクター。
神将随一の強さを誇っているのかもしれない。
カブラール・ハーン
他の神将からは老師と呼ばれる。遊牧民のような出で立ちと常に空中を浮遊している。アルカンフェルに対して疑念を持ち反乱した神将の造反組三人衆の一人でもある。元々の統括地はインド。プルクシュタール暗殺にも関与している。特殊能力としてバトルスタイルをとらずとも触れた相手を石化するなどの力を使うことが出来る。アプトムを捕獲してからは「擬似脳(ダミー・ブレイン)」埋め込みアプトムの肉体を操ることでガイバーⅠもバイオフリーザー速水を苦戦させるがアプトムの肉体が崩壊する際のダメージがフィードバックし、激昂、全長100m以上の巨大な怪獣型のバトルスタイル「」巨獣神(ドラグロード)となる(制圧戦で微かにみえたシルエットもこの一端と思われる)
ギガンティックが巨大化したギガンティックXDとの死闘を繰り広げるが肉体を失って離脱したカブラールは速水の力を受け継いだアプトムオメガブラストによって倒される。
予想に反して脳筋で後先を考えないような短絡的な部分が露見するなど、当初のイメージを覆したキャラクターでもある。
ラグナク・ド・クルメグニク
スキンヘッドでアフリカ系の雰囲気をもった風貌、ゾアクリスタル部分が盛り上がっている等外見的な特徴も際立っている。
十二神将の一人でありアフリカ支部の統括を任されていた。自身のバトルスタイルも球体モードとして魔神ジャービルと一体化するなど、配下の獣化兵が合体するものが多い。
ギュオーの反乱とユニットガイバーについて興味を持ち、ジャービル、カブラールと共に密かにクロノス内部で造反を企て同胞であるプルクシュタールを暗殺する等、暗躍を続けている。再登場したギュオーにダミークリスタルとクワトリガなどの戦力を与え共闘関係にある。現在は襲撃してきたゼウスの雷とギガンティックXDダークネスと交戦状態にある。
実質的には造反組みのリーダー的なポジションとなっている。
ジャービル・ブン・ハイヤーン
クロノス十二神将に属しターバンにたくわえられた髭が特徴の人物でオーストラリア支部を統括していた。
アルカンフェルに疑念を抱き同じ意思を持ったクルメグニク、カブラール達と結託してクロノスに反旗を翻し暗躍している、カブラール同様にプルクシュタール暗殺に関わっており策謀を巡らせるがカブラールが敗北した際に造反が露呈、クルメグニクと行動を共にしているが潜伏先をゼウスの雷に襲撃されギガンティックXDダークネスと交戦に入る。
バトルスタイルは巨大な闇そのものと形容される巨大な羽を持つ魔神ジャービルへと変化、天候を操る能力を持つがクルメグニクの補助が必要であり十二神将としても狼狽える描写が目立つなど格を落としているイメージとなっている。
ワフェルダノス
長い髭や体毛に覆われた大柄な剛毛の風貌、十二神将の一人であり獣神変する前から人外的な要素を持ち合わせている。
アリゾナの決戦にてワフェルダノスは人間ではなく降臨者の研究によって産み出された異なる調整実験体である事が発覚する。「ワフェルダノス」という総称は彼個人を指すものではなく彼を中心とした生体ユニットの全体を意味する。戦闘においてもバトルスタイルを持たないなど特異な存在で臣毛を用いた戦闘を行う、臣毛は長時間の維持ができず臣民へと変化する。ギガンティックダークとの壮絶な死闘の末にゾアクリスタルを返却、廃棄された生命体として生きる意味を与えてくれたバルカスへの恩義と感謝を感じ最後まで命を掛ける様や後悔を見せない姿は見た目に違わぬ忠義に熱い武人のような人柄。
#300年ほど前にバルカスと出会いゾアクリスタルを与えられ神将の座に座ることになったが何時も通りバルカスの悪癖である興味本位でのゾアクリスタル譲渡であったがワフェルダノス自身は獣神将としての生きざまに満足しており、うっかりや悪い方向に向かなかった珍しい一例でもある。
李剡魋(リ・エンツイ)
隻眼の右目を前髪で隠した精悍な若者を思わせる雰囲気、十二神将の一人であるために実年齢はかなりの高齢と思われる。
戦闘時には空間を切断し、繋ぎ変えるという強力な能力を有している。
バトルスタイル時にも左目は隠された状態となっている。アルカンフェルに対しては思うことろがあったがアリゾナでの決戦においてワフェルダノスとももに忠義を尽くして死の寸前に追い込まれても尚、最後までギガンティックダーク、ガイバーⅢの前に立ちはだかった。獣神変の掛け声は「化獣神(ホアショウシェン)」である。
ゾアロード形態は両腕が剣のようになった隻眼の騎士を思わせる風貌で必殺技はあらゆる事象を切断する刃「絶空斬(ジェカンヅァン)」
空間を操る能力があり空間を切断して空間移動も可能となっている。
エドワード・カールレオン
十二神将の一人。長髪で整った顔立ちの人物像でゾアクリスタルによる長命である為に実年齢についてはエンツィ同様に伺いしれない。アルカンフェルに懐疑的な感情を持ってはいたが方舟に置いて突如襲撃してきたアポルオンと交戦、バトルスタイルを披露する、戦闘能力は特殊で非常に強力なもので有り分身を作り出し本体は虚数空間に潜伏することで攻撃を受けずに一方的に相手を攻撃できるなど所謂チート能力と言われるものである。エネルギー効率の問題があり同時に出現できる分身を出現させらる時間は限られるが分身体とともに追尾能力を持った必殺のデバウァリング・プラズマを使用する。
しかしながらアポルオンは同等の能力を有しており能力を存分に発揮するには至らなかった。プルクシュタール、李剡魋、ワフェルダノスのゾア・クリスタルを守る為に交戦するもゾアクリスタルを奪われ一気に老化しており瀕死の重症となっている。
アルカンフェル
十二神将の頂点にしてクロノスの総帥、他のゾアロード達とは一線を画する。太古の昔、降臨者自らが調整した経緯があり、オリジナルのゾアロード(他のゾアロードはアルカンフェルのゾアクリスタルのコピーである)バルカスが調整したゾアロード達とは遥かに次元が違う戦闘力を有しており、超獣神将(スーパーゾアロード)であり例え神将メンバーが束になっても敵わない程の力を持つと言われている。降臨者への忠誠心はある種の親のような感情さえ抱いていたが0号ガイバーの暴走により降臨者は人類を放棄し地球へ小惑星規模の隕石をワープさせ破壊しようとする。それを全力で防いだ折に初めて降臨者の意思にはんた行動を取るが調整体の肉体に変調を来す電磁パルスを受けながらも地球に衝突しようとする隕石を破壊、バルカスと出逢うまで長い眠りにつくこととなる。電磁パルスの影響は未だにアルカンフェルの身体を蝕む眠りの病として残り続け、ユニットガイバーを手にれる事はその呪いから解放される為でもある。アルカンフェル自身の目的は方舟による他天体への進行であり、いずれ降臨者の元へたどり着くことであると想われる。
未だ全力を発揮してはいないがギュオーの疑似ブラックホールが直撃し事象の彼方へ飛ばされるが自力で帰還するなど凄まじい力の一端を垣間見せるなどの離れ業を披露している。現在は"アル"としてアポルオンの何らかの意図により瀬川兄妹との共同生活を営んでいる。
#ガイバー作中でも素肌露出ランキングではアプトムに次ぐ上位に位置しており超然的な存在であるために素肌を他の生物に見せることも意にかいする事はない。ゲームの腕前も非常に高く適応能力の高さも特出しているものと想われる。
イマカラム・ミラービリス
ギュオーが反乱により粛正され空位になった神将メンバーの座に新たに加えられた人物、13人目のゾアロードである。
その正体は皆神山で死亡したと思われた村上にギュオーのゾアクリスタルを埋め込む事でバルカスに調整され蘇生した"村上征樹"本人である。クロノス日本支部に着任しガイバーⅠ(深町晶)と思わぬ形で再会を果たすことになる。外観的な特徴に変化は無いが瞳がアルカンフェルと同様の物となっている。村上の記憶を持ちながらもバルカスの手により元の精神は完全に破壊され唯一絶対のアルカンフェルの忠実な下僕として使えており、精神面もアルカンフェルと強くリンクしていることが伺える。新宿での戦闘においてはガイバーⅠ、Ⅲ、アプトムを相手に圧倒的な力を見せつけるなどプロトタイプ時代とは比べ物になら無い戦闘力を披露している。
後の再戦に置いてはエンザイムⅢ部隊を引き連れて晶たちを襲撃、済んでの所で攻撃の手が緩んだ隙を見逃さずギガンティックを倒す。直後権利を譲渡された巻島の手によりギガンティックダークが誕生、横浜で壮絶な激闘を繰り広げ禁断の疑似ブラックホールを発動するまでに及ぶがギガスマッシャーに打ち消され全力の一撃をゾアクリスタルに受けて敗北、ギガンティックダークのエネルギー切れもあり現れたアルカンフェルに救われるが長く意識不明となり治療の為にシラー島のバイタルポッドで長く眠りについていてた。治療の最中にアルカンフェルと深くシンクロしたイマカラムは過去のビジョンを埋め込む垣間見ることに。
元々ガイバー側の人間であり特異な経緯からアルカンフェルからは特別な配下として扱われるなど他の神将の不振を買う一因ともなっていた。
休眠期が近づくアルカンフェルは方舟のエネルギーを用いて蘇生させると再び眠りに、改めて主の意思を受けて行動を再開するが何かしらの思惑があるようにも見える。
IMAKARUM(イマカラム)→MURAKAMI(村上)のアナグラムでありミラービリスはラテン語による"驚異"。
他者の以内状況や限られた場面ではあるがアルカンフェルからはマサキと呼ばれている。
アルカンフェル・人間体
十二神将
イマカラム・ミラービリス
カラーイラスト