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服薬指導.com

ディフェリンゲル(アダパレンゲル)

2020.05.25 13:36


成分名:アダパレン

先発品:ディフェリンゲル

後発品:アダパレンゲル


<予想される疾患>

・尋常性ざ瘡(にきび) 


<服薬指導>

「毛穴のつまりを抑えることで皮脂がたまらないようにして、ニキビの発生や進行を防ぐ薬です。」

「顔のにきびがある部分とその周辺のにきびができそうなところに塗って下さい。」

「使用するタイミングとしては、入浴後や夜の洗顔後などに顔にだけ使って下さい。」

「使い始めの時に肌の赤みやヒリヒリ感が出てくること(約5割)があります。軽度なら大丈夫なのですが、酷いようなら相談して下さい。」

「ニキビの治療では保湿がとても大切です。洗顔後は最優先で保湿のケアをして下さい。」


参考:アダパレン指導箋(ニプロ)


Q.どれくらいで効果がでますか?

A.通常は1ヶ月程度でにきびが減少してきますが、はっきりとした効果が実感できるのは2-3ヶ月後になります。


Q.保湿剤(ヒルドイドなど)が一緒に出ていた時の塗る順番は?

A.最初に保湿剤を使って、その後にアダパレンゲルを使って下さい。

保湿クリームなどをディフェリンの後にすると、クリームによってアダパレンゲルが広げられてしまい、本来ならば不要な部位にまで薬が塗られてしまって肌への刺激が増えてしまいます。

{もっと詳しく!}アダパレンゲルの作用で皮膚のバリア機能を担ってる角質が薄くなるため、赤みや乾燥、肌のヒリヒリ感が出てしまいます。

例:ヒルドイド(顔全体)→アダパレンゲル(ニキビ・ニキビができる部位)→外用抗菌薬(にきび部分にスポット)



[へー!そうだったんだ!]

日本ではアダパレンゲル0.1%配合のみだが、海外ではアダパレンゲル0.3%配合の薬も使用されており、より効果的な臨床実績を挙げている。