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薬の千夜一夜物語 漢方薬編

ハーブティー  古くから薬として使われてきたラベンダー

2020.05.25 21:54


 ラベンダーの良いにおいはリナロール、酢酸リナリルが主成分です。


 これらは、ビタミン類と類似の構造をしており、鎮静作用を持つと言われています。


 ラベンダーの香りにはリラックス効果があり、安眠に導いてくれます。


 さて、地中海沿岸、インド、北アフリカなど世界中で薬として古くから用いられてきました。


 不安、不穏、不眠、うつ症状、精神安定、鎮痛効果があるとされ、伝統療法のお薬の代表選手です。


 2012年、医学的にその効果を確かめる大規模な臨床試験が行われ、ロラゼパムよりは弱いが抗不安効果が確認されています。


 ラベンダーは精油成分の他、タンニンやフラボノイドなどの成分を含みます。


 月経痛、高血圧、頭痛、にきび、がんなど古くから伝承されてきたラベンダーの薬効ですが、科学的に証明できたものは抗不安効果のみでした。


以上はラベンダーに含まれる成分の解説でしたが、


ラベンダーティーとして楽しむことにより、美容と健康、食欲増進などに効果があるとされています。