オンラインでも「伝わる」コミュニケーションのポイント。伝わらなければ意味がない!伝える・繋がるコミュニケーションを実現しよう
テレワーク・リモートワークの浸透が加速し、働き方やコミュニケーションの場は、過去にないほどに急速に変化をしています。
3回に分けて、「オンラインでもちゃんと伝わる・繋がるコミュニケーションのコツ」についてお伝えします。
前編では、オンラインコミュニケーションの活かすべきメリットと、デメリットの攻略法についてお伝えしました。
本編では、オンラインでもリアルと同等に「伝わる」コミュニケーションをとるためのポイントについてお伝えします。
■オンラインでもリアルに負けない!「伝わる」コミュニケーションのポイント
オンラインだから、といって諦めることはありません!
リアルと同じように、いや、リアルにはないメリットを活かしながら、言葉や想いがしっかり伝わり、人間関係を深めたり強めたりできることを目指しましょう!
5つのポイントを意識しながら、「伝わる」コミュニケーションを実現しましょう。
1. 表情はいつもの3倍豊かに
表情は大切です。
わかっているのか、わかっていないのか。
納得しているのか、していないのか。
喜んでいるのか、怒っているのか。
相手の表情から、感情や理解度、納得度、好意など、いろいろなことを読み取っています。
それが、読み取れないとなると、不安になりますよね?
PCやスマホなどの小さな画面でも、相手があなたの表情を読み取れるように、いつもより3倍豊かな表情を心がけましょう。
目元口元だけでなく、顔全体を使って、あなたの心情を表情で表現してみてください。
そんなあなたの表情を見ていると、相手も自然と豊かな表情になるはずです。
2. 話すスピードと口の開きを意識
オンラインでのコミュニケーションでは、リアルに比べると、音のクリア度が下がりがちです。ということは、相手にとっては聞き取りづらくなるということ。
そこで、より聞き取りやすくするために、話すスピードは通常よりゆっくりめにしましょう。
スピードを落とすためには、口を大きく開けることを意識すると効果的です。大きく口を開閉しながら早口で話すのは、なかなか難しいことです。リアルかオンラインかに関わらず、早口の癖を直したい方にも、オススメの方法です。
また、口を大きく開けるということは、声をよりクリアにする、ということに繋がります。口をあまり開かずにモゴモゴ話すということは、布団を被った状態で話をしていることと一緒。当然、声は通りづらいですよね。
相手にしっかり届けたい、と思うのならば、口を大きく動かすことがコツです。
3. 身振り手振りはオーバーリアクション
コミュニケーションは、伝わってなんぼ。動きが小さくて見えなくては、何もしていないのも同然です。
温度感や雰囲気が伝わりづらい分、言葉に加えて、ノンバーバルコミュニケーションが大切です。
ノンバーバルコミュニケーションとは、顔の表情、顔色、視線、身振り、手振り、体の姿勢、相手との物理的な距離の置き方などの「非言語コミュニケーション」のことです。
伝えたい「情報」は「言葉」で、伝えたい「感情」は「非言語」で伝えると効果的です。
限られた画角の中で十分に伝えるためには、身振り手振りなどのリアクションはいつもより大きめにしましょう。
4. 一文は短く、ロジカルスピーチを心がける
先にお伝えした通り、オンラインコミュニケーションでは、集中力が途絶えがちです。
特に、人は「わからない」ことに対して、耐性が弱く、オンラインではコミュニケーションからの離脱につながりがちです。
リアルのコミュニケーションより伝わりづらい、ということを念頭に置きながら、「短く、ロジカルに」伝えることを意識しましょう。
基本的なロジカルスピーチの型は、【結論→理由(3つ程度)→詳細→結論】です。
「何を伝えたいのか」を明確にしながら、ロジカルに伝えることで、相手に伝わりやすく、納得してもらいやすくなります。
5. 全員に発言・反応の機会をつくる
同じ場にいないだけで、一体感を得られにくかったり、会話に参加しづらく疎外感を感じたりします。
そうなることを防ぐために、できるだけ全員に発言の機会を作りましょう。
自己紹介でも、一言感想でも、なんでも構いません。
もし、人数が多い場合は、何かリアクションをしてもらうだけでも構いません。
傍観者にならない工夫をしてみましょう。
いかがでしょうか?
オンラインでのコミュニケーションが増えた今、コミュニケーションの在り方や方法を見直すいいチャンスです。オンラインコミュニケーションのポイントは、当然、リアルでも活かすことができます。
目指すのは、オンラインでのコミュニケーション上手ではありません!オンラインでもリアルでも通用するコミュニケーション上手を目指しましょう。